ASUSの製品を展示するイベント「ASUS春のフレッシュフェア」がCAFE SOLARE Linux Cafe秋葉原店(ブロックD2-[e2])で31日(土)に行われ、2007 International CESで展示されて話題を呼んだノートPC用の外付けGPU拡張ユニット「XG Station」が国内で初めて展示された。
「XG Station」はノートPCのGPUを外付けで拡張できるユニットで、PCI Express x16対応ビデオカードの入ったユニットをExpress Card経由でノートPCに接続する構造になっている。CESではGeForce 7600 GTを搭載したサンプル品を実際に動作デモさせていたが、今回のイベントでは3D表示に関する完成度が十分ではないという判断から動作デモは行われず、ユニットの展示のみとなっていた。なお、最終的な製品仕様ではGeForce 7900 GSを内蔵するという。
ユニット内部にはPCI Express x16スロットがあり、技術的には一般的なPCI Express x16対応ビデカードが接続可能。ブラケット部分は2スロット分用意され、電源も130Wと大きいため、上位クラスのビデオカードも利用可能なようだ。ノートPCでハイエンド3Dゲームをやりたいという人には便利な製品だろう。なお、このユニットにはオーディオボリュームの調整ダイヤル、USB 2.0端子、マイク/ヘッドホン端子も用意されていた。早ければ5月には発売できるという。
ほかに目新しいところでは、一部の来場者にはPCI Expressスロットに設置する水冷ユニットとセットになったオーバークロック仕様のGeForce 8800 GTX搭載ビデオカード「EN8800GTX AQUATANK」が公開されていた。同社によるとリファレンスのカードより3D Mark06のスコアは11%速く、温度は常時10度程度低い状態で運用が可能という。価格は約10万円で、早ければ来週にも発売される見込み。
現行製品に関しては、Windows Vistaへの対応を強化したマザーボードP5B Premium Vista Editionなどを搭載したデモ機が複数用意され、SideShow端末の「ScreenDUO」などのデモが実施されていた。
このほか、ASUS製自作PCキットをベースに参加費用5万円で9万円分のPCパーツを使ってPCを自作する「ベアーボーンPC自作教室」も行われ、好評だった様子。同社によると、ホームページ上で教室の事前参加申請を告知したところ、すぐに枠が埋まってしまうほど実施前から人気が高かったという。
□ASUS春のフレッシュフェア
http://www.asusjp.com/event/
| (ASUS製品) |
[撮影協力:ASUSTeK Computer]