【 2007年3月31日号 】
アキバ店員のPCパーツウォッチ(BIOSTAR TA690G AM2 / AGP版Radeon X1950ビデオカード)

 このコーナーは、最近発売された気になるPCパーツの「その後」をショップ店員に聞くコーナーです。ショップ店員による売れ行き動向やアドバイスなど、購入等の参考としてご活用下さい。なお、今後調査して欲しい製品などがありましたら、ページ末尾のフォームをご利用下さい。記事作成時の参考とさせて頂きます。


|BIOSTAR TA690G AM2

 HDMI出力をサポートしたAMDの新型チップセット「AMD 690G」を搭載したSocket AM2用マザーボード「TA690G AM2」がBIOSTARから発売された。HDMIだけではなくDVI出力も備えていながら実売価格が1万円以下という低価格が人気を集め、ほとんどのショップで即完売という状況となっている。対応CPUであるAthlon 64 X2が値下がりしていることもあり、今後も好調な売れ行きが期待できそうだ。

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TWO-TOP秋葉原本店

 売れ過ぎです。BIOSTARですよ?、BIOSTARでこんなに売れていいと思ってるんですか?土日のことを考えてかなり沢山取ったんですが、それはあっさり完売、それからもう2回再入荷しています。ただ困ったことに、このマザーボード、メーカーからCPUのサポートリストが出ていないんですよね…。ちなみにASUS製を待たれている方も多いでようです。
 

パソコン ショップ アーク

 めちゃ売れですね。安くてフル装備でメモリスロットも4本あって言うことがないですね。入荷量が少ないことが問題ですが、安定供給されるようになればAMD系のマザーボードでは“鉄板”の製品になると思いますよ。購入していく人はほとんどが単品買いなので、載せ換えの人が多かったみたいですね。
 

BLESS 秋葉原本店

 AMDブランド純正チップセット1発目の製品という話題性もあってか、入荷してからたった2日間で無くなったよ。1万円を切っていた価格も良かったんじゃないかな。ちょうどAthlon 64シリーズも安くなっていて一式組むのに手が出しやすくなっていたからね。PCの予算を抑えたいユーザーには面白い選択肢がでてきたんじゃないのかなぁ。あと、ショップオリジナルのPC自作キットも人気が出ると思うんだけど、マザーボードが潤沢ではないから、最初の1台目を販売した時点で売り切れになっているのがなんとも(苦笑)。
 

クレバリー1号店

 いい感じで動いて、初回入荷分は週末を待たずに完売しましたよ。出力端子にHDMIやDVIが用意されているのに値段が手頃なのが人気でした。あと、同じ時期にAthlon 64 X2も安くなっていたのも良かったですね。これに限らずAMD 690系搭載製品は価格のわりにはオンボードVGAの機能が良いと思うので、今後はセカンドPCや安くDVI出力をしたい方に人気が出てくると思いますよ。
 

ソフマップ1号店マルチメディア館

 初回入荷分は売り切れましたよ。やはり、1万円を切った価格でHDMI出力端子を搭載しているという点が良かったみたいですね。買っていく人も単品ではなく一式という方が多かったです。おまけに今まで動きが鈍かったSocket AM2版Athlon 64 X2にも動きがでてきて、先週に限って言えばCore 2 Duoよりも動きが良かったですよ。Radeon X1250相当のVGA機能を備えているので、安くAV系PCを組みたい方にとっては主流になるかもしれませんね。
 

カクタ ソフマップ

 売れ行きは良かったですよ。やっぱりHDMIが搭載されているのに価格が9,000円台という点がうけたのでしょうね。恐らくHDMI端子を備えたテレビを持っているユーザーが試してみたくて買って行ったと思いますよ。秋葉原には最新AV機器を揃えているユーザーが多いですからね。この勢いでBlu-rayドライブも売れてくれたらいいのですが、こっちはなかなか…(笑)。
 


|●AGP版Radeon X1950系ビデオカード

 AGP対応では最上位クラスとなるRadeon X1950 XT/PROを搭載したビデオカードが各社から発売されている。一時期は発売直後に売り切れるほどの人気を集めていたAGPのハイエンドビデオカードだが、最近はPCI Expressへの移行が進んだためか、多くのショップで「以前のような売れ行きは見られない」としている。

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TSUKUMO eX.

 発売当初と比べると落ち着きましたけど、まだ売れてます。オススメはHISの製品ですが、人気があるのはSAPPHIREのRadeon X 1950 PROです。ちなみにAGPのビデオカードはPCI Expressと違ってGeForce系と同じくらいRadeon系も売れてます。
 

カクタ ソフマップ

 1950 PROはコンスタントに出ていますよ。ハイエンドユーザーが多いみたいで512MBモデルを中心に人気があります。まだまだAGPスロット搭載PCを持っている方は多いみたいで需要は高く、中にはMacintoshに増設したいという猛者もいましたよ。ただ、ファンレス仕様のものは動きが鈍いですね。理由はエアフローの確保が面倒だからみたいです。
 

T-ZONE. PC DIY SHOP

 1950 XTは無くなっちゃいましたけど、思ったほどの問い合せは無かったですね。ハイエンドユーザーはPCI Expressのビデオカードに移行したみたいです。AGPのビデオカードはマザーが出てくればまだまだいけると思いますけど、実際は限界に来ていると思うんで…。それにこの手のハイエンドカードを導入する場合は電源も一緒に代えなければいけませんし、そうなるとCore 2などで一式組んだ方が得という事になりますからね。
 

フェイス

 AGPの最上位は今までは比較的よく売れてたんですが、1950の世代はあんまり…。値段は安いと思うんですけどねぇ。このクラスのAGPビデオカードではGeForce 7900 GSが出たのでそちらの方が売れていますね。AGPビデオカード全般の話ということなら4,000円~7,000円ぐらいの廉価品がやはり売れています。あと、最近の傾向としては、(AGP/PCI Express問わず)ビデオカードに静音性を求められる方が多いですね。
 

クレバリー インターネット館

 あんまり売れてませんね。今のAGP環境の人はゲーマーよりは一般の人が多く、X1950ほどの性能はいらないのかもしれませんね。性能が必要な人はすでにPCI Express環境に移行してますしね~。古いPCを延命するには高すぎるという面もあると思いますよ。ワンランク下の価格帯のAGP版GeForce 7600 GSは売れているので、価格的にも厳しいポジションの製品なんですよね。
 

高速電脳

 これ…そぅ…売れて…ないですねぇ…。売れると思って入れたんですが、AGPもそろそろ終わりなんですかねぇ…。ぶっちゃけ、欲しい人は(今までの「AGP最速モデル」を)買っちゃったんじゃないでしょうか。ちなみに自分もまだAGPなんですが、次はビデオカード単品の買い替えじゃなくて、“全取っ替え”にしようかなと思ってます。
 


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