既存のHD-PLCとは異なる電力線通信規格「HomePlug」を採用した初のPLCアダプタ。メーカーは韓国CNCで、国内発売元は光ネットワークス。 HomePlugはIntel、LG、Samsung、シャープなどが出資している団体「HomePlug Powerline Alliance」が策定した規格で、HomePlug 1.0では物理層13.78Mbps、TCP層6.2Mbpsでの通信が可能とされている。同団体では、このほかに物理層200MbpsのAV機器向け次世代規格「HomePlug AV」も策定済み。 なお、このHomePlug規格は、松下やアイ・オー、バッファローの製品でも採用されているHD-PLCや、伊藤忠商事やロジテック、Toshibaなどが参加するUPA(Universal Powerline Association)といった他の電力線通信規格とは非互換で、相互に通信できないので注意が必要。 「CNC-1000」の主なスペックは、PLCインターフェースの最大通信速度が85Mbps(理論値)、通信可能距離が150m(屋内)、LANインターフェイスが10BASE-T/100BASE-TX。最大16台(親機1台、子機15台)接続することが可能で、親機/子機の認識は自動的に行なわれるとしている。本体サイズは幅115×高さ25×奥行き77mm。なお、製品スペックでうたわれている最大通信速度(85Mbps)が、対応するとされる規格の最大通信速度(物理層13.78Mbps)を上回っているが、この件に関する詳細は不明。
[撮影協力:SuperCOMと浜田電機]
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