VIA製の安価なCPUオンボード小型マザーボードが登場、新しい「pc-1」シリーズが2モデル発売された。
実売価格はC3 1GHzを搭載したMini-ITXマザーボード「PC1500(GA-PCV2)」が約11,000円、C7-D 1.5GHzを搭載したmicroATXマザーボード「PC2500G(ID-PCM7G)」が約14,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。このほか、C3 800MHzを搭載したMini-ITXマザーボード「PC1000」がラインナップされている。
これらは同社が提唱する「pc-1イニシアティヴ」に基づく製品。「pc-1イニシアティヴ」では「残る10億人にもITを」をスローガンとして掲げ、PCを広く普及させることにより世界規模で社会面、経済面の向上を図ることを目標としている。
pc-1シリーズのマザーボードの特徴は価格が安い点。特に「PC1500」は、Serial ATAポートやMini PCIスロットはないものの、同社のMini-ITXマザーボードの既存モデルであるEPIAシリーズ(実売価格は2万円弱~2万円台後半が中心)より大幅に安くなっており、小型PC用マザーボードとしては要チェックの存在と言えるだろう。
また、「PC2500G」に搭載されているオンボードCPUのC7-Dは、環境保護に貢献するCPUとして同社から2006年9月に発表された製品。当時のプレスリリースでは、二酸化炭素を増加させない「世界初のカーボンフリープロセッサ」とうたわれている。
「PC1500」の主なスペックは、チップセットがCLE266/VT8235M、スロット数がPCI×1、DIMM×1(DDR266、最大1GB)、搭載機能がVGA、パラレルATA(Ultra ATA/133、2ポート)、LAN、6チャネルサウンドなど。
「PC2500G」の主なスペックは、チップセットがCN700/VT8237R Plus、スロット数がPCI×2、DIMM×2(DDR2 400/533、最大2GB)、搭載機能がVGA、Serial ATA(2ポート)、パラレルATA(Ultra ATA/133、2ポート)、LAN、6チャネルサウンドなど。
ちなみに、「PC2500G」の基板上にはGIGABYTE製品のような「GA-7CN700MP-RH」という型番もプリントされている。「PC1500」に搭載されているCPUクーラーのファンも、GIGABYTE製マザーボードで採用されているファンと同デザインのものだ。
□pc-1イニシアティヴ/pc1000/pc1500/pc2500(VIA Technologies)
http://www.viatech.co.jp/jp/initiatives/empowered/
http://www.viatech.co.jp/jp/initiatives/empowered/pc1000_mainboard/
http://www.viatech.co.jp/jp/initiatives/empowered/pc1500_mainboard/
http://www.viatech.co.jp/jp/initiatives/empowered/pc2500_mainboard/
□関連記事
【2006年9月14日】VIA、二酸化炭素排出の評価を取り入れた「C7-D」(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0914/via.htm
【2003年9月27日】GIGABYTE GA-K8VNXP(似た形状のファンの搭載例)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030927/ni_i_m5.html
| (VIA pc-1シリーズ) |
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとTWOTOP秋葉原本店]