【 2007年5月12日号 】
スロット1本分長い「microATX風」マザーボードが発売、珍品?
INFINITY C51PV-M2/G INFINITY C51PV-M2/G
【“microATX風”な基板】 【microATXではありません】
INFINITY C51PV-M2/G INFINITY C51PV-M2/G
【左は普通のmicroATX対応品】 【パッケージ】
INFINITY C51PV-M2/G INFINITY C51PV-M2/G
【microATX対応品(青基板)と比較】 【I/Oパネル】

 一見microATXフォームファクタに見えるが、実はATXフォームファクタ、という変わったSocket AM2マザーボード、「INFINITY C51PV-M2/G」がDFIから発売された。実売価格は約13,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 このマザーボード、一見すると、縦横比などからmicroATX対応品にしか見えないが、実は縦方向に拡張スロット1個分ほど、奥行き方向に約2cmほど、両方とも中途半端にmicroATXサイズをはみ出している。

 奥行き方向だけにはみ出している製品ならば、場合によってはmicroATXケースに収納できることも考えられるが、スロットが1本多いmicroATXケースというのは例がなく、収納できるmicroATXケースもないものと思われる。なぜこうした設計になっているのかは不明だが、とりあえずATXケースに入れて利用することはもちろん可能だ。なお、この製品は、DIMMスロットの位置が左側になっているなど、他にも独特な設計になっている部分がある。

 マザーボードの搭載チップセットはGeForce 6150+nForce 430で、主なオンボードデバイスはDVI/TV出力付きのVGAや8chサウンド、1000Base-T LAN、IEEE 1394など。拡張スロットとしてはPCI Express x1とx16を1本ずつと、PCIスロットを2本搭載している。

 「microATX風だが、実はATXサイズ」というマザーボードは4月末にSUPERMICROから「X7DVL-L」も発売されているが、こちらは奥行きがわずかに長いだけ。対応ケースについても、「ぎりぎり入らないものが多く、入るケースを探しているところ」(販売ショップ)という。

□INFINITY C51PV-M2/G(DFI)
http://jp.dfi.com.tw/Product/xx_product_spec_details_r_jp.jsp?PRODUCT_ID=4718&CATEGORY_TYPE=INFINITY&SITE=JP
□関連記事
【2007年4月28日】SUPERMICRO X7DVL-L(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20070428/ni_i_m1.html#x7dvll

 (DFI INFINITY C51PV-M2/G)

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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