ノートPC自作キットなどに内蔵できるタイプでは初となるドラフト版IEEE 802.11n準拠の無線LANカード。メーカーはIntelで、対応スロットはPCI ExpressベースのMini Cardスロット。 この無線LANカードは、9日(水)にインテルが発表した新しいモバイルプラットフォーム「Centrino Duo プロセッサー・テクノロジー」を構成するパーツのひとつ。このほかのパーツは、FSB 800MHzの新Core 2 Duo Tシリーズ、Intel PM965/GM965 Expressチップセットなどがある。 無線LANの規格はIEEE 802.11n ドラフト 1.0のほかIEEE 802.11a/b/gに準拠(周波数帯域は2.4GHz/5GHzをサポート)。40MHzのチャネル帯域を使用することで、最大300Mbpsでの通信が可能としている。 ただし、ドラフト版IEEE 802.11nに準拠した既存の無線LAN製品は複数のアンテナを装備しているが、この製品もカード上にはアンテナを接続するコネクタが3カ所に用意されている。ダイバシティは2本、または3本のアンテナによりサポートするとされており、このコネクタ形状に対応したノートPC自作キットなどが登場するまでは、実質的には使用できないとも思われる。 販売されているのは茶箱に入ったバルク品で、簡易マニュアルとドライバ収録CD-ROMのみが付属したもの。アンテナやアンテナケーブルは含まれていない。
[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店]
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