PCの冷却にすっかり浸透した感のあるヒートパイプだが、今度はマザーボード上の電源回路を冷却するヒートパイプクーラーが単品発売されることになった。モデルは「HR-09U」と「HR-09S」の2種類で、メーカーはThermalRight。発売日は5月24日(木)の予定で、予価は2,280円前後。
ヒートパイプを利用したMOSFET用クーラーはいくつかのオーバークロッカー向けマザーボードが採用しているが、ThermalRightでは「そうしたマザーボードが備えるものよりも効果的に冷却することができる」としており、インストールに関する解説でもASUSのヒートパイプクーラー搭載マザーボードが例に挙げられている。
今回の「HR-09U」と「HD-09S」は2個のフィンを向かい合わせに配置し、両者をヒートパイプで接続する、という構造。フィン下部にはMOSFETと接触させるプレートが用意されており、ここに付属の取り付け金具をつけてマザーボードに固定する。固定にはプッシュピンを使うため、この部分にプッシュピン用ホールがあるマザーボードでのみ利用可能だ。
2製品の違いはフィンの位置関係で、HR-09Uが2個のフィンが直線に並ぶ構造、HR-09Sがややオフセットがついて対面する構造になっている。
□HR-09(ThermalRight)
http://www.thermalright.com/default.htm
| (ThermalRight HR-09S/U) |
[撮影協力:高速電脳]