マザーボードに対して防滴、絶縁処理を施さなければ使用できないというペルチェ素子採用のCPU用水冷ヘッド。メーカーはSwiftechで、対応CPUソケットはLGA775。 この製品は、消費電力226W(12V動作時)というハイパワーのペルチェ素子を用いることで高い冷却性能を実現したというCPU用水冷ヘッド。消費電力が大きい以外にも「マザーボードに対して防滴、絶縁処理が必要になる」という特徴がある。 この処理は冷却時に起こる結露への対策で、付属の英文マニュアルでは、マザーボード両面のCPUソケット付近に防滴用のアクリルラッカーを吹き付けたり、CPUソケットに絶縁用のラバーグリスを塗ったりする手順が写真入りで説明されている。ラッカーを吹き付ける際は、CPUソケットやDIMMスロットなどに液が入らないようにマスキングテープを貼らなければならないなどの注意も必要。 また、グリスはCPUとCPUソケットの間に塗るもので、マニュアルには、CPU装着後にソケットからグリスがはみ出ているという、ちょっと不安になりそうな写真が掲載されている。ただし、同店が他の冷却ヘッドで試してみたところ、こうした状態でも問題なく動作したそうだ。 本体サイズは高さ27.1×幅78.7×奥行き78.7mm。ペルチェ素子には4ピンコネクタで電源を供給する。 販売しているオリオスペックでは、防滴、絶縁処理に必要なアクリルラッカー(2,780円)とラバーグリス(980円)や、このヘッド向けの5インチベイ用電源「S320-12 Power supply kit」(21,800円)も販売している。 □関連記事 【2006年8月5日】ペルチェ素子搭載のGPU用水冷ヘッド発売、120W消費 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060805/etc_mcw60t.html
[撮影協力:オリオスペック]
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