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【G33デモ中】 | 【動作デモ中】 |
Bearlakeのコードネームで呼ばれる新チップセットを搭載したマザーボードの展示とデモが店頭で続々と始まっている。25日(金)時点で確認できたのはIntelとMSIとASUSとGIGABYTEの製品で、チップセットはグラフィックス統合型G33と非統合型P35を搭載している。ただし、いずれも価格は未定。入荷時期もASUS製品が6月下旬と告知している以外は未定となっている。
●15モデルが一斉に登場
Intel製マザーボードを公開しているショップは2店あり、G33搭載製品は3モデル(展示2モデル、デモ1モデル)、P35搭載製品は1モデル(デモ1モデル)。MSI製マザーボードを公開しているのは1店で、P35搭載製品が3モデル(展示2モデル、デモ1モデル)。ASUS製マザーボードは1店で、P35搭載製品が1モデル(展示1モデル)。GIGABYTE製マザーボードは1店で、G33搭載製品が2モデル(展示2モデル)、P35搭載製品が5モデル(展示5モデル)。計15モデルが公開中だ。
なお、Bearlakeの特徴の一つはDDR3メモリのサポートだが、展示中の一部モデルを除いてほかは全てマザーボードとしてのサポートがDDR2までとなっており、デモ中の製品もDDR2メモリで動作している。
●3メーカーの製品がデモ・展示中
T-ZONE. PC DIY SHOPが動作デモを行っているのは、Intel純正のG33搭載LGA775マザーボード「DG33FB」。店内では透明アクリルのタワー型ケースにマザーボードを設置して動作デモを実施しており、マザーボード以外の部品構成はCPUがCore 2 E6300でメモリは2GB、OSはWindows Vista Business。動作デモは動画データをWindows Media Playerでループ再生しているのみで、特別に目新しい点はない。
編集部で確認したところ、システムプロパティにはディスプレイアダプタの欄に「Intel(R) Bearlake B Express Chipset Family」と表示されているのが確認できた。また、Windows Vista上のWindows Experience Indexは、プロセッサ4.9、メモリ5.6、グラフィックス3.8、ゲーム用グラフィックス3.3、プライマリハードディスク5.7となっていた。
デモをアピールするPOPには「インテル新チップセット[G33]デモ中 コアマイクロアーキテクチャーのみをサポートし新たなサウスICH9を使ったマザー。Core 2 Duo E6300にWindows Vistaにてデモ」「オンボードグラフィックスはG965とほぼ同じでClear Video Technology採用のX3100。」「USBが10ポートから12ポートになりました。」「G33チップセットはDDR3及びDDR2-667/800をサポート このマザーはDDR2-667/800の対応です。」「FSB 1333/1066/800をサポート ただしPentium 4/Pentium D/Celeron Dはサポート外」「いつ出てくるかは未定。」という記述があった。
TSUKUMO eX.では、Intel製のG33搭載LGA775マザーボード「DG33BU」「DG33FB」を展示しており、動作デモはIntel製P35搭載LGA775マザーボード「DP35DP」で実施している。このデモ機も透明アクリル製タワー型ケースに設置された状態で動作中で、使用しているCPUはCore 2 Duo E6700でビデオカードはGeForce 7900 GT、メモリ1GB。Windows Vista上のWindows Experience Indexは、プロセッサ5.4、メモリ4.5、グラフィックス5.9、ゲーム用グラフィックス5.8、プライマリハードディスク5.3となっていた。このマザーボードにはFDDコネクタやPS/2コネクタがなく、レガシーフリー仕様になっているという特徴がある。
さらにTSUKUMO eX.では、GIGABYTEの製品も展示中で、G33搭載製品が2モデル(GA-G33-DS3R/GA-G33M-DS2R)、P35搭載製品が5モデル(GA-P35-DQ6/GA-P35-DS4/GA-P35-DS3P/GA-P35-DS3R/GA-P35T-DQ6)の計7モデルを店内に並べている。この中で「GA-P35T-DQ6」だけがDDR3対応で、専用DIMMスロットが4本搭載されている。
TWOTOP秋葉原本店では、MSI製品とASUS製品の展示とデモを行っている。路面ショーケースにMSI製P35搭載LGA775マザーボード「P35 Platinum」「P35 Neo Combo-F」を展示中で、前者はパーツ冷却用に曲がりくねったヒートパイプが設置されているのが特徴、後者はDDR2とDDR3のDIMMスロットが2本ずつ混在しているのが特徴となっている。また、ASUS製品は店内でP35搭載LGA775マザーボード「Blitz Formula」を展示中だ。CrossFireのボトルネックを解消するという「CROSSLINX」システムを採用しているのが特徴だ。
同店が動作デモを行っているのは「P35 Neo-F(MS-7360)」というMSIのP35搭載LGA775マザーボード。デバイスマネージャーを見ると、「Intel(R) G33/G31/P35 Express Chipset」「Intel(R) ICH9 Family」などといった記述が確認できた。
BearlakeはX38、P35、G35、G33、G31、Q35、Q31の7モデルがあり、今回デモ機で使われているG33とP35はメインストリームのコンシューマ向けとされている。FSB 1,333MHzとDDR3メモリの新たにサポートすることが主な特徴。
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0318/cebit10.htm
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0317/cebit07.htm
| (AKIBA PC eArena) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとTWOTOP秋葉原本店とTSUKUMO eX.]