自作向け製品では初登場のSiS製新チップセット「SiS671」を搭載したECS製マザーボード。フォームファクタはmicroATX。 SiS671はFSB 533/800MHzに対応し、新GPUコア「Mirage 3」を搭載するノースブリッジチップ。メモリインターフェイスはシングルチャネルのDDR2-667/533/400で、PCI Express x16をサポートする。GPUコアのMirage 3は従来のMirage 1を改良したもので、DirectX 7対応からDirectX 9 Shader Model 2.0対応に強化された。なお、SiSでは「Vista用としてはGPUパフォーマンスが足りなかった」として、10%の性能向上を果たした「SiS672」シリーズも発表している。 組となるサウスブリッジチップはこれも新型のSiS968。前世代のSiS966と比較して省電力機能が強化されている。搭載するSerial ATAインターフェイスは2チャネルで、1000Base-T LANやIEEE 1394の論理層も搭載する。 今回発売された製品は、このSiS671とSiS968を搭載し、チップセットの仕様外となるFSB 1,066MHzサポートをうたう製品。オンボードデバイスとしてはVGA、6chサウンド、10/100Base-TX LANを搭載しており、Core 2 Duoへの対応もうたわれている。 SiSチップセットを使ったCore 2 Duo対応製品は、これもオーバークロック仕様の662/1066T-M2 V1.0などごく一部のみ。 □SiS671(SiS) http://www.sis.com/products/sis671.htm □SiS968(SiS) http://www.sis.com/products/sis968.htm □関連記事 【3月18日】SiSがVista Premium準拠の新グラフィックコアをデモ(PC Watch/CeBIT 2007レポート) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0318/cebit08.htm
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
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