通称「Mt.Jade」と呼ばれるIntel提唱の小型PC用フォームファクタに対応したことで小型化を実現したというPCケース。メーカーはIN WINで、国内発売元はユーエーシー。 ユーエーシーによると、「Mt.Jade」はIntelが提唱したmicroATXをベースにした小型PC用のフォームファクタで、microATXケースより小型ながらmicroATXマザーボードとフルハイトのカードが搭載可能という。「Mt.Jade」は台湾で有名な山の名前。規格の詳細は公式には不明だが、海外ではIntel台湾が提唱した規格だと報じられている。 「IW-BK623/300(R)」は容量13Lと小型のタワー型PCケースで、構造的にはCPUクーラーからサイドパネルに向かって幅広のファン無しエアダクトを設けているのが最大の特徴。エアダクトは吸気のみで、排気は電源ファンで行われる。Intel純正のCPUクーラーに特化した構造だが、CPUソケットの位置がマザーボードによって違うことを考慮して、前後左右に位置調整可能なプレートがついている。電源ユニットは300WのSFX電源を搭載。 ユーエーシーでは、同じIN WINのmicroATXケース「IW-V606TA/460」との大きさ比較をWebサイトで告知しており、「IW-V606TA/460」が178(幅)×351(高)×371(奥)mmなのに対し、「IW-BK623/300(R)」では140(幅)×323(高)×371(奥)mmとなっている。 拡張ベイは5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×1、拡張スロットは4基。965/946/945シリーズ搭載マザーボードとCore 2 Duo E6300/6400/6600/6700を組み合わせることが前提条件となっている。
[撮影協力:パソコンショップ アーク]
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