厚さがわずか25.4mmというスリム筐体を採用したファンレスのVIA製PC自作キット「VMPC」のサンプル品がオリオスペック展示されている。製品版の入荷予定時期は7月上旬~中旬で、予価はC7 1.5GHz搭載モデル「VM7700V-1.5G」が98,900円、C7 1GHz搭載モデル「VM7700V-1G」が79,800円。
VMPCの筐体はサイズが高さ180×幅298×奥行き25.4mmで、B5版の雑誌とほぼ同サイズというスリムかつコンパクトなもの。内部は所々に空きスペースがあり、小型PCにありがちな圧迫感がなく比較的すっきりとした印象だ。冷却ファンは搭載しておらず、CPUの熱は筐体に逃がして発散させる構造になっている。
また、VESA規格に対応した「マウント用スルーホール」を備えるのもユニークな点。筐体の中央には4つの穴が空いており、液晶モニタと液晶モニタ用アームなどの間にVMPCを挟んで固定できるようになっている。
マザーボードは独自規格のもので、CPUやSO-DIMMメモリスロットなどを搭載したメイン部、I/Oポート部、電源部など複数の基板に分けて内蔵されている。搭載できるパーツは2.5インチIDE HDD 1基とDDR2 533メモリ(1枚、最大1GB)。
主な搭載インターフェイスはDVI-D、VGA、S-Video、Gigabit Ethernet、USB 2.0(4ポート)、PS/2(キーボード、マウス)、サウンド。
なお、製品版ではサンプル品に搭載されている無線LANモジュールと、アンテナ接続用コネクタは削除されるとのこと。
□VIA Technologies
http://www.via.com.tw/
| (VIA VMPC) |
[撮影協力:オリオスペック]