重箱のように積み重ねて拡張できる198mm角の小型Mini-ITXケース「S120」がAOpenから発売された。実売価格は12,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「S120」は198mm角×高さ78mmというほぼ最小サイズのMini-ITXケースで、内部には2.5インチHDDやカードリーダー(オプション)を格納可能。構造は、2.5インチHDDを最下部に置き、高めのスペーサーで浮かせたマザーボードをその上に配置する、というもので、光学ドライブ用ベイは用意されていない。
最大の特徴は、上部に追加モジュールを積み重ねて拡張できることで、AOpenの海外Webサイトには拡張カード用モジュールや薄型光学ベイモジュール、3.5インチHDDベイモジュールなどを積み上げてある写真も掲載中。これらのモジュールを追加した様子はまるでキューブ型PC自作キットのような外見だ。
こうした点では興味深い製品だが、今回入荷したのは「試験的に海外から取り寄せたもの」という1台のみで、各種モジュール類の入荷予定も今のところないという。ただし、「ケース本体に関しては受注扱いで販売することもできる」(パソコンショップ アーク)とのこと。
また、S120本体は電源を内蔵できないのも注意点。利用できるマザーボードはACアダプタを直結できるMini-ITXマザーボードのみとなる。
□S120(AOpen)
http://usa.aopen.com/products_detail.aspx?Auno=2367
| (AOpen S120) |
[撮影協力:パソコンショップ アーク]