この製品はSerial ATA/パラレルATA接続の3.5インチHDDが内蔵できる動画再生機能付きのHDDケース。2006年7月に発売された同ブランドの「DC-MC35UL2」の後継モデルで、新たにASF形式動画の再生に対応したほか、HDMI端子を備えているのが特徴。動画再生機能付きHDDケースでHDMI端子を搭載した製品はこれが初めて。

　また、FTPサーバ機能や外部のFTP/Sambaサーバにアクセスできるクライアント機能を備えるのも特徴で、このクライアント機能を用いたストリーミング再生機能も備えている。なお、NFSやUPnPにも対応しているが、同社はサポートをしないとしている。また、NASとして使う場合は、付属のNDASドライバのインストールが必要になる。

　このほか、インターネットラジオ（SHOUTcast）受信機能や、USB接続のデジタルカメラや外付けHDDなどを接続して中身の動画を再生したりできるUSBホスト機能を搭載している。

　デコードチップはSigma Designs製「EM8621L」を採用。主な再生可能フォーマットはMPEG-1/2/4、WMV9、WMV HD、DivX、XviD、MP3、WMA、WAVE、Ogg Vorbis、AAC、JPEG。このほか、ファームウェア更新により、地上デジタルテレビ放送などで採用されているMPEG-2 TSにも対応する予定という。

　本体サイズ（縦置き時）は幅49×高さ219×奥行き154mm。搭載している主な端子はHDMI、コンポーネントビデオ出力、S-Video出力、光デジタル音声出力（角型）、同軸デジタル音声出力、アナログ音声出力（ミニプラグ）、LAN、USB 2.0（PC接続用×1、外部機器接続用×2）。

　主な付属品はワイヤレスリモコン、リモコン用ボタン型電池、USBケーブル、コンポーネントビデオ出力ケーブル、NDASドライバ収録CD-ROM、ACアダプタ、縦置き用スタンド。HDMIケーブルは付属していない。

　クレバリー インターネット館では店頭デモも実施中。

[撮影協力:クレバリー インターネット館と浜田電機とTWOTOP秋葉原本店]