水冷キットとの組み合わせも可能なゲーマー向けのASUS製Intel P35 Express/ICH9R搭載LGA775マザーボード。 この製品は、チップセットなどを冷却するシステムに、水冷キットを接続できる「Fusion Block System」を採用しているのが最大の特徴。MCHのクーラーに冷却液のチューブを接続できるフィッティングが用意されており、水冷ヘッドを追加購入することなく手持ちの水冷キットと組み合わせることができる。 MCHのクーラーは、ヒートパイプでVRMの冷却フィンやICHのクーラーなどとも接続されており、これらのパーツの冷却も水冷キットでまかなえるようになっている。なお、水冷キットを接続せずに、そのままの状態で空冷で使うことも可能。 そして、CrossFire動作時のボトルネックを解消するという「CROSSLINX」システムを採用している点も特徴。2基のPCI Express x16スロットとMCHの間のデータ転送を中継するチップを搭載しており、通常のCrossFire動作時よりも8%程度高いパフォーマンスが見込めるという。 ただし、2基のPCI Express x16スロットのうち、1基はPCI Express 2.0仕様のデバイスが正常に動作しないとされているので注意が必要。国内代理店のユニティによれば、現時点ではASUS製Radeon HD 2600 XT搭載ビデオカード「EAH2600XT/HTDP/256M/A」が使用できないことが判明しているという。ユニティのWebサイトでは対処方法の詳細も掲載中。 このほか、ノイズを遮断するシールドを施したというコーデックチップ搭載PCI Express x1接続サウンドカード「SupremeFX II」と、POSTコードが確認できる外付けの小型LCDユニット「LCD Poster」が付属する点、基板上に電源、リセットの各スイッチを備える点も特徴だ。I/Oパネル部分にはCMOSクリアスイッチが装備されている。 スロット数はPCI Express x16×2、PCI Express x1×3、PCI×2、DIMM×4(DDR3 1333/1066/800、DDR3 1333は独自サポート、最大8GB)。主な搭載機能はGigabit Ethernet(2ポート)、Serial ATA(内部6ポート、外部2ポート、RAID 0/1/0+1/5対応)、パラレルATA(1ポート、Ultra ATA/133)、IEEE 1394、8チャネルサウンド。なお、PS/2ポートはキーボード用を1基のみ備えている。 付属品はSupremeFX II、LCD Poster、I/Oシールド板、冷却ファン(2個)、ゲームソフト「S.T.A.L.K.E.R.」、ベンチマークソフト「3DMark06 Advanced Edition」など。 □Blitz Extremeサポート情報(ユニティ) http://www.unitycorp.co.jp/support/faq/answer/lga775/blitzextreme.html
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとフェイス秋葉原本店]
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