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【最新Update】 | 【盛況な会場】 |
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【Home Server初公開】 | 【Home Sever搭載PC】 |
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【“OS調教師”】 | 【64bit Vistaデモ】 |
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【セカンドライフ進出】 | 【ロストプラネット】 |
Windows Vista Ultimate α+購入者に限定したイベント「マニアの祭典2」が18日(土)にCAFE SOLARE Linux Cafe秋葉原店(ブロックD2-[e2])で開催された。
参加者を限定したイベントにもかかわらず、会場は100名弱の来場者でほぼ満杯となり、ステージセッションは立ち見が大勢出るほどの盛況ぶりとなった。会場内では、DirectX 10のデモやWindows Vista最新アップデート情報の解説、正式発表が近いというWindows Home Serverの紹介などが行われた。
●クローズドでも盛況な会場
6月に行われた第1弾イベントと同様、今回も参加資格を限定したクローズドイベントとして行われた。マイクロソフトによると、このイベントはWindows Vista Ultimate α+を購入した人に向けたプレミアサービスという位置付けになっているという。第1弾はメイド喫茶のメイドによるパフォーマンスステージを目玉にしたものの、場所が自作PCユーザーにはなじみの薄い秋葉原ダイビルだったこと、AMDのイベントと重なっていたことなどから来場者数が少ない状況だったが、今回は一般のオープンイベント並みかそれ以上の来場者が訪れた。
ステージでは、まずMicrosoftから、発表したばかりのWebブラウザプラグインSliverlightの紹介、Vista対応ゲームと開発環境XNAの紹介が行われ、続いてCAPCOMとNVIDIAが共同で最新ゲーム ロストプラネット エクストリーム コンディションのデモを行った。ここでは特にWindows Vistaで動作する最新のDirectX 10について詳細なデモが行われ、ロストプラネットを例に同じシーンをDirectX 9とDirectX 10で描画させ、そのパフォーマンスとクオリティの違いを見せた。
●Windows Homer Server RTMを初公開
今回のイベントで目新しい材料として一番の目玉となっていたのは、正式発表が近いという家庭向けサーバーOS、Windows Home Serverのデモ。ライターの笠原一輝とMicrosoft三橋勉氏がプレゼンターとして登場し、開発コードの話から製品の特徴、非サポートながら便利に使える機能などを紹介した。デモはWindows Home Serverの英語RTM版が使用され、これは日本では初公開という。Windows Small Business Server 2003 R2をベースにしたOSで、家庭内にある複数のPCを包括管理することができ、バックアップやネットワーク管理が容易に行え、さらに本来は非サポートのDirectXなどを有効にする方法を使うとクライアントOSとしても使えるという“裏技”があることも笠原氏が紹介した。このOSは市販のNASキットなどに比べると、現在は英語版しか存在しないことや価格などの点で敷居が高い面はあるが、PCのOSであることの自由度や今後開発されるアドオンなどを考えると期待できるとした。
ただし、ここではリリース時期や価格、販売形態などは明らかにされなかった。会場内には発売予定になっているというWindows Home Server搭載PCがアロシステム、サードウェーブ(ドスパラ)、Sycom、クレバリー、九十九電機から展示されていたが、これも詳細なスペック、販売時期、価格などは未公表となっていた。
●マイクロソフトがセカンドライフ進出
後半はオープンイベントとして開放され、“OS調教師”ことMicrosoft森洋孝氏も登場。まず、メモリ価格が劇的に下がったことから、いよいよ64bit OSの環境が整ってきたとして、Windows Vistaの64bit版をアピールした。8GBメモリを搭載したPCでWindows Vista Ultimate 64bit版を動作させ、その中で仮想PCソフトのVirtual PC 2007を複数起動し、Windows Vista Home Premium(32bit)で動画再生、Windows XP Tablet PC Edition(32bit)で動画エンコード、Windows XP Professional(32bit)で高解像度動画再生を同時実行し、メモリリソース80%使用でスムーズに動作させるところを見せた。さらに32bit版アプリケーションのエミュレーションの優秀さを示すために、ロストプラネットを実行し、問題なく動作するデモを行った。
さらに、8月8日(水)に公開されたWindows Vistaの大規模アップデートについても解説した。互換性と信頼性向上のためのKB938194、パフォーマンスと信頼性向上のためのKB938979について紹介し、ゲームが途中で止まってしまう問題や、ファイルコピーに時間がかかる問題の解消、一部ソフトのメモリリークなどに対応し、これを利用することでかなりの安定性とパフォーマンスの向上につながるとした。なお、このふたつのアップデートプログラムは現時点ではWindows Updateでは適用されず、マイクロソフト サポート オンラインから検索する必要がある。
また、森氏は「MicrosoftJapan」というSIMをセカンドライフ内で現在建設中であることを明らかにした。継続してイベントも行う予定で、近日中に公開するという。プレゼン画面では、画像投稿サイトの+にじうら+と、えす氏の原画による協力で誕生したセカンドライフ内のOSアイドル“Vistaたん”がスコップをもって立っている画像も公開された。
□マニアの祭典2(Vistaマニア)
http://www.vista-mania.com/event/ManiaFes2.asp
□+にじうら+
http://www.nijiura.com/
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【2007年7月28日】セカンドライフ初のPCイベント、“Vistaたん”初登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20070728/etc_slevent.html
【2007年6月2日】カリスマメイド出演のVistaイベントで想定外ハプニング
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20070602/etc_vistahitomi.html
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[撮影協力:マイクロソフト]