5月に底打ちしたメモリ価格が今週に入ってまた急落し、PC2-6400の1GBが再び4,000円を割り込んだ。これは先週起こった急激な円高による一時的な動きと見られる。メモリ購入を考えているユーザーにとっては絶好のタイミングとなりそうだ。
テクノハウス東映では、25日(土)と26日(日)にPC2-6400の1GBを限定価格として3,950円で販売する予定という。販売する製品はPanram製チップ搭載のバルク品で、在庫は少量。同店によると、あくまで円急騰時に仕入れた商品を販売するもので、売り切ってしまえば27日(月)以降はこの価格では販売できないという。
年明けから急な右肩下がりの動きを続けていたDDR2 SDRAM DIMMを中心とするメモリの店頭価格は、5月から6月にPC2-5300 1GBが3,280円という過去最安値記録をつけて一旦底打ちし、1GBクラスの製品は4,000円台中盤から後半でしばらく安定していた。
急激な円高は、米国の住宅ローン問題を背景にしたドル売りの加速で起こったもので、世界的な株安にも発展して経済問題として大きく取り沙汰されているが、秋葉原のPCショップではメモリの値下がりというかたちでその影響が現れた格好だ。
秋葉原で販売されるバルク品のメモリは刻々と変化するDRAMチップのスポット市場価格と為替レートによって大きく左右されるため、こうした要素が急変すれば、およそ1週間遅れで店頭価格に影響が出る。
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【2007年5月26日】1GBメモリは3,280円を記録、2GBは大きな変化なし
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20070526/etc_memory.html
| (DDR2 SDRAM DIMM) |
[撮影協力:テクノハウス東映]