【 2007年11月3日号 】
ハイブリッドHDDが店頭デモ中、ベンチ結果も掲示
ハイブリッドHDDデモ ハイブリッドHDDデモ
ハイブリッドHDDデモ ハイブリッドHDDデモ

 10月中旬に発売されたSeagateのハイブリッドHDD「ST91208220AS」(5,400rpm/120GB/フラッシュ256MB)の店頭デモをフェイス カスタム館が開始した。デモ機はノートPCで、自由にさわれる状態で店頭に置かれている。

 ハイブリッドHDDは、大容量フラッシュとHDDを組み合わせることで、50%以上の省電力化や起動/レスポンスの高速化、信頼性の向上などを実現するという複合HDD。有効に利用するにはWindows Vistaが必要で、OSのインストールドライブとして利用することでフラッシュメモリ部を「消えないキャッシュ」として活用できる。

 今回のデモは、同店ブランドのハイエンドノートPC「Progress GXT」にST91208220ASを搭載したもの。もちろんOSのインストールドライブとして利用されており、デバイスマネージャのプロパティにはハイブリッドHDDと認識された証拠である「NVキャッシュ」タブが追加されている。「HDD以外同じスペック」というPCが近くにないため、厳密なパフォーマンス比較はできないが、同店では7,200回転の通常型HDD「ST910021AS」やTranscend製SSD「TS16GSSD25S-S」と比較したベンチマークを計測、これを店頭掲示している。

 ちなみにこのベンチマーク結果はWindows XP/Vistaの双方でシーケンシャル/ランダムアクセス速度を計測したというもので、簡単にまとめると「Vistaでは低下しがちな読み書き速度があまり遅くならず、XP並みの速度をそのまま維持できる」(同店)傾向があるという。ハイブリッドHDDは本来、「単なる読み書き速度の向上」というよりは、アクセスタイムの短縮による使用感向上やアクセス頻度低下による省電力化にフォーカスしたもののため、こうしたベンチマーク結果だけで判断することは難しいが、店頭デモと合わせて検討してみるのはアリかもしれない。

 なお、フェイス カスタム館ではショップブランドPCのBTOオプションとしてハイブリッドHDDが選択可能で、既に出荷実績もあるとのこと。


□Progress GXT(フェイス)
http://www.faith-go.co.jp/org_pc/list_progress_gxt.asp
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 (Seagate ST91608220AS)
 (Seagate ST91208220AS)
 (Seagate ST9808212AS)

[撮影協力:フェイス カスタム館]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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