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【GeForce 8800 GT搭載カード】 | 【GPUチップ】 |
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【ビデオカード(表)】 | 【ビデオカード(裏)】 |
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【カードの厚み】 | 【パッケージ】 |
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【価格表】 | 【本日発売】 |
65nmプロセスにシュリンクされ、消費電力の低下や1スロット仕様への改良、PCI Express 2.0への対応など、様々な改良が加えられたNVIDIAの最新ハイエンドGPU「GeForce 8800 GT」を搭載したビデオカードが発売になった。
発売されたのはLeadtek、ELSA、ASUS、GIGABYTE、MSI、InnoVISION、XFX、Galaxy、eVGA、ZOTAC、TwinTech、XpertVision、玄人志向の13社16製品で、この中にはオーバークロックモデル5製品も含まれている。実売価格は32,000~40,000円程度(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)だ。
●GeForce 8800シリーズ初の1スロット仕様
GeForce 8800 GTは、これまで90nm製造だったGeForce 8800シリーズでは初めて65nmプロセス製造となったGPU。現在のラインナップでは、事実上、8800 GTXと8800 GTSの中間に位置するかたちとなる。
基本となるアーキテクチャは変更されていないが、発熱量の低下にあわせてリファレンスクーラーが1スロット化されたほか、PCI Expressインターフェイスも初めて2.0に対応、H.264などのハードウェア再生支援を行うVideo ProcessorもVP1からVP2に強化、リファレンスカードの電源コネクタも6ピン1個に簡素化されている。
反面、メモリバス幅は384bit→256bitに、シェーダユニットは128基から112基に、ROPユニットは24基から16基に縮小された。HDCP付きのDualLink DVI出力に対応したのも改良点。
公称動作クロックはコア600MHz/シェーダー1,500MHz/メモリ1,800MHzで、搭載メモリは512MBのGDDR3。
●オーバークロックモデルも同時登場
発売された製品は前述通りの15製品。有力メーカーの多くが既に発売開始となっているほか、オーバークロックモデル3製品も発売されているのが注目される。発売されているオーバークロックモデルはXFX 「PV-T88P-YDEP」(コア640MHz/メモリ1,900MHz)/「PV-T88P-YDDP」(コア670MHz/メモリ1,950MHz)と、InnoVISION「I-8800GT-H5GTCDSX」(コア650MHz/メモリ1,900MHz)、ZOTAC「ZT-88TES2P-FSP」(コア660MHz/メモリ1,800MHz)。
全体的な売れ行きについては、「比較的好調」と話すショップが多い。入荷量がそれほど多くなかったこともあり、事前予告がなかったにもかかわらず発売当日に売り切れとなった例も散見された。
GeForce 8800シリーズは2スロット占有という扱いづらさや発熱の多さ、価格の高さからから敬遠されることも多かったが、今回の「GT」によりこれらの多くが改善されたかたちになる。僚誌PC Watchのレビューでも、コストパフォーマンスの高さは折り紙付きとされており、今後の人気製品になっていくことは間違いなさそうだ。
店頭デモはBLESS 秋葉原本店、USER'S SIDE本店、フェイス カスタム館などが実施中。
□GeForce 8800シリーズ(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/page/geforce8.html
□関連記事
【2007年11月3日】GeForce 8800 GT用のクーラー換装セットが販売中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20071103/etc_88gtcooler.html
【2007年10月30日】NVIDIA GeForce 8800 GT速報レビュー(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1030/nvidia2.htm
【2006年11月11日】Direct X10世代のGeForce 8800搭載カードが続々と発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061111/etc_g8800.html
| (GeForce 8800シリーズ搭載ビデオカード) |
[撮影協力:パソコンハウス東映とパソコンショップ アークとドスパラ秋葉原本店とフェイス パーツ館とT-ZONE. PC DIY SHOP]