頭の動きに合わせて3Dゲームのキャラクタなどを動かせる「ヘッドトラッキング機能」を搭載したVuzix製ヘッドマウントディスプレイ「iWear VR920」のデモがフェイス カスタム館で行なわれている。販売できる製品は近日入荷する予定で、予価は約5万円。
iWear VR920は解像度640×480ドット、1,600万色表示の超小型液晶パネル2基を搭載したヘッドマウントディスプレイ。一般的な眼鏡と同様に、本体を頭部に装着しパネルを両眼で覗くと、2.74m先にある62インチのスクリーンを見ているのと同じ感覚になるという。
ユニークなのは、頭の動きを検知するヘッドトラッキング機能を搭載している点で、本体を装着して頭を動かすことで、マウスカーソルなどの操作を行なうことができる。3Dゲームで、キャラクタの向きを変えたりすることも可能だ。対応ソフトにはQuake 4、Unreal Tournament 2004といったFPSのほか、3D仮想空間のSecond Lifeも含まれている。
ただし、同店のデモ機はQuake 4を使用しているが、「Quake 4用パッチが入手できなかった」とのことで、ヘッドトラッキング機能はオフになっている。後日、機能をオンにしてデモを行なう予定とのこと。
本体には液晶パネルのほか、イヤフォンを装備。本体重量は90.7g。PCとはVGAケーブルとUSBケーブル(ヘッドトラッキング機能、サウンド機能で使用)で接続する。最大対応解像度は1,024×768ドット。電源はUSBケーブル経由で供給される。
主な付属品はストラップ、レンズクリーナー、ソフトケース、ドライバなどを収録したCD-ROM。
□iWear VR920(ビュージックス)
http://www.vuzix.com/_jp/products_vr920.html
| (VUZIX iWear VR920) |
| (Thermalright HR-03 Rev.A) |
[撮影協力:フェイス カスタム館]