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【Phenom】 | 【真のクアッドコア】 |
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【パッケージ】 | 【Phenom 9600年内予定?】 |
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【ピン側】 | 【3万円】 |
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【CPUクーラー】 | 【電源ピン】 |
AMDのデスクトップPC向けCPUで初のクアッドコア採用製品となる「Phenom」が発売された。販売が始まったのはモデルナンバ9500(クロック2.2GHz)のリテールパッケージ品で、実売価格は3万円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
店頭では、購入者先着でクアッドコアのダイを使ったキーホルダーが配布されているほか、オリジナルの特典をつけて販売している例も目立つ。
●Quad-Core Opteronがベース
Phenomは、既に発売されているサーバ/ワークステーション向けCPUのQuad-Core Opteronをベースにした65nm SOIプロセス製造のデスクトップPC向けCPU。1ダイに4つのCPUコアを内蔵して「ネイティブクアッドコア」をうたい、さらに2MBの3次キャッシュ(4コアで共有)を搭載するなど、デスクトップPC向けCPUとしては高いスペックを持つのが特徴だ。その他の主なスペックは、2次キャッシュ2MB(1コアあたり512KB)、TDP 95W。
機能面の特徴はQuad-Core Opteronに近く、負荷状況に応じて電圧やクロックを変化させる「Independent Dynamic Core Technology」、きめ細かな電力管理を行なう「Dual Dynamic Power Management」、CPUの未使用部分の消費電力を抑える「CoolCore」といった省電力機能などのほか、新たな命令「Rapid Virtualization Indexing」の追加などにより性能が向上した仮想化技術「AMD Virtualization(AMD-V)」を備えている。
●外観はAthlon 64 X2とほぼ同じ
対応CPUソケットは既存のAthlon 64 X2などと同じSocket AM2で、PhenomはHyperTransport 3.0やPCI Express 2.0、DDR2 1066メモリがサポートされる上位のAM2+プラットフォームに対応している。ソケット形状に互換性があるため、HyperTransport 3.0などはサポートしないものの従来のSocket AM2マザーボードで使用できるのも特徴だ(対応BIOSが必要)。
実際のCPUの外観もAthlon 64 X2などとほとんど同じで、基板上には銀色のヒートスプレッダが装着されており、表面に「AMD Phenom」などの文字やOPNが刻印されている。今回発売された9500のOPNは「HD9500WCJ4BGD」。付属しているCPUクーラーもAthlon 64 X2などのものとほぼ同じデザインで、発熱量も大きくは変わっていないようだ。
●Phenom 9600も近日入荷
AM2+プラットフォームのマザーボードは、AMD 790FX/790X/770チップセットを搭載した製品などが発売済み。なお、Phenomと同時にこれらのチップセットが「AMD 7シリーズチップセット」として正式発表されており、Phenom/AMD 7シリーズチップセット/Radeon HD 3800シリーズGPUによる環境をゲーム向けの「Spider」プラットフォームとして提唱している。SpiderではAMDによるオーバークロックツール「OverDrive」も提供される。
現時点のPhenomのラインナップは9500と、上位の9600(クロック2.3GHz)の2モデル。クレバリー1号店とクレバリー インターネット館は9600を近日中に入荷する予定という。両ショップの予価は32,523円。
このほか、2008年第1四半期に9900(同2.6GHz)と9700(同2.4GHz)が発売される予定。また、第4四半期中にクロックの倍率固定を解除した同2.3GHzの「Black Edition」を発売するという。
ツクモ各店
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ソフマップ各店
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