3Dオブジェクトを触り、感触を体感することもできるというユニークなゲーム用3D入力デバイス「Novint Falcon」がUSER'S SIDE本店でデモ中だ。入荷に関しては現在検討中で、「予価は約4万円ぐらいになる」(同店)という。PCとの接続インターフェイスはUSB。
Novint Falconは、ハンドボールサイズのポッドとそこから出る3つの腕、腕の先にあるゴルフボールサイズの「握り」からなる入力デバイス。操作時は「握り」の部分を持ち、これを前後/上下/左右に動かすことで3D入力を行う仕組み。握り部分には4つの操作ボタンもついている。
このデバイスがユニークなのは、いわゆるフォースフィードバック機能がある点で、これを使って物体表面の感触や弾力感、重量、振動、動きなどを体感できる。店頭デモでは、ボウリングやゴルフ、野球、球転がしといったゲームがプレイ可能で、ボウリングの球の重さやバッティング時の反発感、玉を地面に転がす感触などを感じることができる。もちろん入力は3Dで行う仕組みだ。
また、こうしたゲームでは、「物体を感じる」という特徴はそれほど感じられないが、同じく店頭デモでさわれるチュートリアルデモでは、金属球やゴツゴツした岩、磁石、ヤスリ、ゴム、ハチミツの玉、といったオブジェクトが登場、磁力による吸着や、ヤスリのザラザラ感、ゴムの弾力、果ては「ハチミツの中に腕を突っ込む感覚」(?)まで体感可能だ。
見た目はなかなか大仰だが、体感できる内容はかなり新鮮なこの製品。パッケージには上記のような対応ゲーム類が付属しているほか、メーカーのNovint Technologiesでは、追加のゲーム(有償)やオリジナルアプリ製作用のSDKも配布中。一般的なゲームコントローラとしては認識されないため、普通のゲームでは利用できないが、新しい感覚のデバイスとして注目されそうだ。
□Novint Falcon
http://home.novint.com/products/novint_falcon.php
| (Novint Falcon) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]