PCから音量や細かいイコライザ調整などの操作が行なえるデジタルアンプ自作キットをSuperCOMが販売中だ。
実売価格は2チャネルのデジタルアンプ自作キット「WDA02」が17,640円、デジタルアンプ用USBインターフェイスとWindows用制御ソフトがセットになった「WDA02-CROS」が30,000円で、PC経由で制御する場合は両方をセット購入する必要がある。発売元はいずれも若松通商(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
WDA02はApogeeのパワーデバイス「DDX-2160」やDSP「DDX-8001」を採用したデジタルアンプの自作キット。キットはアンプの回路部分のみで、操作するにはボリュームノブなどのパーツが必要だが、もうひとつのキットであるWDA02-CROSを接続することで、USB経由でPCと接続し、Windows上から制御を行なうことができる。
WDA02-CROSに同梱の制御ソフトでは、音量や出力周波数の調整などが可能。周波数調整機能には豊富なフィルタパラメータが用意されており、LPF/HPF/BPFなどのパラメータを組み合わせて任意の周波数を通したりカットしたりできるようになっている。一般的なサウンドカードと同様のイコライザ画面で簡単に調整することも可能だ。
また、この周波数調整機能を利用して、ツイータとウーファをWDA02に接続しPCを2ウェイスピーカーのネットワークユニットとして使うことも可能。2チャネル(ステレオ)構成にする場合はWDA02とWDA02-CROSが2つずつ必要なためコストはかさむが(総額95,280円)、ユニークな応用例と言える。
□WDA02(スーパーコム)
http://www.comsate.co.jp/supercom/es/digital.htm#DEJI
| (若松通商 WDA02) |
[撮影協力:SuperCOM]