S21TはHTPC向けとされた横置きタイプのPCケースで、前面にワイドタイプの12.1インチタッチスクリーン式液晶パネルを搭載するのが特徴。これまでにも小型の液晶パネルを搭載するPCケースはいくつか登場しているが、S21Tのように12.1インチという大型のものを搭載した製品は初めて。

　液晶パネルのインターフェイスはVGAで、本体の背面にVGA入力ポートが用意されている（拡張スロットにVGAポート付きブラケットを装備）。また、前面の右側にあるボタンを押すとモニタが手前にスライドし、5インチベイやUSBポート、メモリカードリーダーなどにアクセスできるようになる。主なスペックは、解像度1,280×800ドット（26万色）、最大対応解像度1,920×1,080ドット、応答速度25ms。

　本体は厚さ5mm（最大部）のアルミを使用しており、剛性を高めたという。サイズは幅435×高さ225×奥行き390mm、重量9.8kg。ドライブベイ数は5インチ×1、3.5インチシャドウ×10。ケースファンは背面に120mmサイズ（回転数950rpm、ノイズレベル24dB）を1基、底面に90mmサイズ（回転数1,000rpm、ノイズレベル16dB）を2基備えている。

　なお、搭載する電源は奥行きが170mm以下（内部電源ケーブル着脱タイプは160mm以下）のものを推奨するとしている。

　主な付属品は、Windows Media Center対応ワイヤレスリモコン、液晶パネル操作用リモコン、VGAケーブル、手袋。タッチスクリーンとWindows Media Center対応リモコンのドライバは付属しておらず、サイズのWebサイトからダウンロードする必要がある。

[撮影協力:ツクモケース王国]