PCI Express対応機器を外部接続するための規格「PCI Express External Cabling 1.0」を採用した初の製品。2Uまたは3UのHDDケースにPCI Express x8を引き回し、そこにRAIDカードを装着する、というコンセプト。実売価格は220,000円~で、納期は受注2週間後。店頭で展示している製品の販売も可能としている。 PCI Express External Cabling 1.0は2007年2月にPCI-SIGが発表した規格で、PCI Expressインターフェイスを用いた機器をPCの外部で接続するためのケーブルやコネクタ形状などが定められている。対応するレーンはx1、x4、 x8、x16。最大データ転送速度は2.5GT/sで、将来的には5GT/sにも対応するとしている。 NA-332AとNA-322Aは同規格を採用したラックマウントタイプの3.5インチSerial ATA/SAS HDD対応リムーバブルケース。通常はPCに内蔵するRAIDカードを外付け(NA-332AまたはNA-322Aに内蔵)し、RAIDカード-PC間を外部PCI Expressケーブルで接続するというスタイルの製品。3UサイズのNA-332AはHDDベイを16台、2UサイズのNA-322AはHDDベイを 12台を装備している(ホットスワップ対応)。 本体内にはSerial ATA/SAS対応RAIDカード(別売り)を装着するためのPCI Express x8スロットを1基装備。HDDはここに装着したRAIDカードに接続する形になる。PCとの接続には、PC側に装着するPCI Express x8対応のインターフェイスカードと付属のPCI Expressケーブル(ケーブル長1.5m)を用いる。 なお、PCI Expressケーブルはオプションで3mと5mのタイプが用意されている。 本体サイズはNA-332Aが幅482×高さ131×奥行き559mm、NA-322Aが幅482×高さ88.5×奥行き559mm。冷却ファンは75mmサイズ(ブロアタイプ)を2基搭載している。電源容量は400W(リダンダントまたはシングルが選択可能)。
[撮影協力:オリオスペック]
|