iSCSIに対応したバッファローの外付けHDD。容量は1TB。 iSCSIはTCP/IPネットワークを用いてSCSIプロトコルを伝送するための規格。物理インターフェイスは既存のLAN(RJ-45)だが、NASとは違いUSB接続HDDなどと同様にPCからローカルディスクとして認識されるのが特徴。iSCSI対応機器を使用するにはイニシエータと呼ばれるソフトウェアが必要だが、Windows Vistaには標準で組み込まれており、またWindows XP/Server 2003/2000対応版はMicrosoftのWebサイトで公開されている。 今回発売された製品は、Gigabit Ethernetインターフェイスを備えたiSCSI対応HDD。高いデータ転送速度を特徴としており、NASやUSB接続HDDの2倍程度となる65MB/sの転送速度を実現しているという。 なお、バッファローでは、通常のLANとは別にiSCSI専用のネットワークを構築することで、iSCSIの性能をフルに生かすことができるとしている。具体的には、PCにLANカードを2枚装着し、一方はiSCSI機器との接続のみに使用する。 本体はサイズが幅170×高さ235×奥行き310mm、重量約8kg。前面には、HDDの残り容量などのほか、障害発生時にエラー内容を表示する液晶パネルを装備。HDDは4台内蔵しており、RAIDレベルは0、1、1+0、5に対応している(出荷時はRAID 5)。対応OSはWindows Vista/XP SP2以降/2000/Server 2003 SP1以降。付属品はストレートLANケーブル、電源ケーブル、ユーティリティCDなど。イニシエータは付属していない。 ツクモパソコン本店IIでは2TBモデル(予価158,000円)や4TBモデル(同288,000円)の予約も受付中。
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
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