CPUやヒートシンクなどにスプレーすると放熱効果を高めることができるというグロウアップ・ジャパンのコーティング剤「SMART放熱コート(GUP-SMTCC01)」が発売された。実売価格は2,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
PC向けの放熱素材は、シートタイプの製品がこれまでにもいくつか発売されているが、この製品は珍しい液状タイプ。同社によれば、CPUやGPU、メモリチップ、ヒートシンクなどの発熱部にスプレーすると遠赤外線の放射効率が上がり、放熱効果が向上するという。
使用方法は、発熱部に付属のノズルを用いてスプレーするか、塗布するだけ。付着させてから約1時間程度で液体が乾燥し、機器を使用できるようになる。
同社のテストでは、リテールパッケージ品付属クーラー(ファン停止状態)を装着したXeonに用いたところ、同じ負荷状態でのCPU温度が60℃から50℃に低下したという。効果が顕著に表れるのは発熱体の温度が約50℃以上になってからとのことだ。
ただし、乾燥すると除去できなくなり、機器のメーカー保証が受けられなくなる可能性があるという。また、液体は絶縁効果があるため、接点に付着したりしないよう注意が必要だ。
□グロウアップジャパン
http://www.gup.co.jp/
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【2003年12月20日】親和産業 まず貼る一番(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031220/ni_i_fn.html#mazubig
| (グロウアップ GUP-SMTCC01) |
[撮影協力:オリオスペック]