CPUやヒートシンクなどにスプレーすると放熱効果を高めることができるという変わったコンセプトのコーティング剤。発売元はグロウアップ・ジャパン。 PC向けの放熱素材は、シートタイプの製品がこれまでにもいくつか発売されているが、この製品は珍しい液状タイプ。同社によれば、CPUやGPU、メモリチップ、ヒートシンクなどの発熱部にスプレーすると遠赤外線の放射効率が上がり、放熱効果が向上するという。 使用方法は、発熱部に付属のノズルを用いてスプレーするか、塗布するだけ。付着させてから約1時間程度で液体が乾燥し、機器を使用できるようになる。 同社のテストでは、リテールパッケージ品付属クーラー(ファン停止状態)を装着したXeonに用いたところ、同じ負荷状態でのCPU温度が60℃から50℃に低下したという。効果が顕著に表れるのは発熱体の温度が約50℃以上になってからとも説明している。 ただし、乾燥すると除去できない点や、接点などに付くと絶縁してしまうといった点には注意が必要。 □関連記事 【2003年12月20日】親和産業 まず貼る一番(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031220/ni_i_fn.html#mazubig
[撮影協力:オリオスペック]
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