nForce 750a SLIは、先に搭載製品が発売されたGeForce 8200チップセットと同じくHybrid SLIやAM2+プラットフォーム、PCI Express 2.0に対応したチップセットで、GeForce 8200にはない2枚のビデオカードによるSLIにも対応しているのが特徴。SLI時は2基のPCI Express x16スロットは両方ともx8モードで動作する。

　内蔵グラフィックス機能に関しては、NVIDIAがまだnForce 750a SLIの正式な製品情報を公開していないため仕様の詳細は不明だが、1月に開催されたInternational CESではパフォーマンスについて「GeForce 8200と同等のもの」としている。また、Hybrid SLIは、GeForce 8200と同様にパフォーマンスを優先させるGeForce Boostと、省電力性を優先させるGeForce Boostの両方のモードをサポートしている。

　搭載スロットはPCI Express x16×2、PCI Express x1×1、PCI×3、DIMM×4（最大16GB、DDR2 533/667/800/1066）を備えている（DDR2 1066メモリはPhenomなどのAM2+対応CPUを搭載した時のみサポート）。

　主な搭載機能はDVI、Gigabit Ethernet、Serial ATA（6ポート、RAID 0/1/0+1/5対応）、パラレルATA（1ポート）、7.1チャネルサウンドなど。

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【4月5日】Hybrid SLI対応のGeForce 8200搭載マザー発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20080405/etc_hybridsli.html

[撮影協力:TSUKUMO eX.とパソコンショップ アークとフェイス カスタム館とツクモパソコン本店II]

　GeForce 8200は、NVIDIAのVGA統合チップセットで初めてDirectX 10とAM2+プラットフォーム、PCI Express 2.0に対応した製品。DVI/HDMI端子の搭載や動画再生支援機能のPureVideo HDに加え、新しいマルチGPU技術のHybrid SLIに対応する。

　Hybrid SLIは、マザーボードのGPU機能とGeForce 8500 GT/8400 GS搭載ビデオカードを同時に使用することによって、グラフィックス機能の性能を高めたり消費電力と性能のバランスを取ったりすることができる技術。最大の性能を引き出す「GeForce Boost」と、低負荷時にビデオカードへの電力供給を抑えたりして省電力性を向上させる「Hybrid Power」という2種類の動作モードを持っている。ただし、GeForce 8500 GT/8400 GSはGeForce Boostのみに対応しており、Hybrid Powerには対応していない。両方に対応したGPUは今年の第1四半期中に発表する予定だという。

　搭載スロット数はPCI Express x16×1、PCI Express x1×2、PCI×3、独自DVI×1、DIMM×4（最大16GB、DDR2 533/667/800/1066）。ただし、DDR2 1066メモリはPhenomなどのAM2+対応CPUを搭載した時のみにサポートされる。

　主な搭載機能はHDMI、DVI、VGA、Gigabit Ethernet、Serial ATA（6ポート、RAID 0/1/0+1/5対応）、パラレルATA（1ポート、Ultra ATA/133）、7.1チャネルサウンド。HDMI端子からのサウンド出力（2チャネル）にも対応している。

　基板上にPCI Express x1スロットに似た独自形状の白いスロット（付近に「DVI」の文字がプリントされている）を備えているが、対応するカードなどは同梱されていない。

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとパソコンショップ アークとクレバリー インターネット館とTSUKUMO eX.]