【 2008年5月17日号 】
市場短報:HDCPディスプレイ&HDCPビデオカード
HDCP液晶は2万円、ビデオカードは5千円から
 地デジキャプチャが発売されたが、「PCで地デジ」で重要なのは、やはり地デジ解像度(1,440×1080i)が出せるHDCP対応ディスプレイとHDCP対応ビデオカードだ。

 これらがないと、使えなかったり、SD画質で視聴することになったりと制限が多いため、実質的には「必須」というところ。

 地デジキャプチャは2万円~3万円が相場だが、セット購入することも多いと思われるこれら製品の秋葉原での市場概況をお伝えしよう。


●HDCP対応液晶は19インチが2万円、24インチが4万円から

 地デジはワイド画面で放送されているため、新規購入するならワイド液晶になるが、最近販売されている製品はその多くがHDCP対応だ。

 最廉価品として主に販売されているのは19インチワイド品で、これは1,440×900ドットという解像度。価格は2万円~2万円後半程度が一般的だ。

 売り場で大きな面積を占めているのは22インチワイド品。解像度は1,680×1,050ドットで、廉価モデルの価格は2万円後半~3万円後半ほどとなる。その上位モデルは24インチワイド品で、これは1,920×1,200ドットのものが主流だ。廉価モデルの価格は4万円割れ~5万円前後。

 24インチワイド液晶については3月下旬に相場調査を行なったが、この時点より2~3千円ほど値下がりしている印象だ。

□関連記事
【2008年3月22日】4万円台のモデル多数、普及価格が目前に(24インチ液晶ディスプレイ相場調査)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20080322/sp_wuxga.html

●HDCP対応ビデオカードは5千円クラスから

 ビデオカードについては、GeForce 8000世代、Radeon HD 2000世代以降はほとんどがHDCP対応、という状況。GeForceならGeForce 8400、RadeonならRadeon HD 2400 PRO/3450搭載品などが最廉価で、これらなら5,000円程度から購入できる。

 なお、GeForce 8000/Radeon HD 2000以降の製品でも、廉価モデルではHDCP対応がパッケージに謳われていないことがある。これらがHDCPに対応しているかどうかは不明で、ショップやメーカーも保証しないため、地デジ環境を構築したい場合はパッケージにHDCP対応が明記されたものを購入した方が安全だ。

□関連記事
【2008年5月17日】地デジキャプチャが4モデル発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20080517/etc_fseg.html

 (AKIBA PC eArena)

[撮影協力:石丸電気 モバイル館(DOS/V工房)クレバリー インターネット館TWOTOP秋葉原本店フェイス カスタム館]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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