P45チップセットは機能面ではP35チップセットのマイナーチェンジに近く、PCI Express 2.0に対応したことや、最大メモリ容量が16GB(DDR2利用時)に強化されたこと、製造プロセスが90nm→65nmにシュリンクされたこと、ICHがICH9→ICH10に変更されたことなどが主な違いとなる。ICH10の強化点は、ハードウェアベースのHDD暗号化機能が追加されたことなど。

　P45はFSBは1,333/1,066/800MHz、メモリはDDR3 1066/800またはDDR2 800/667（いずれもデュアルチャネル）に対応しているが、このモデルはオーバークロックによるFSB 1,600MHz/DDR2 1200対応がうたわれている。

　メーカー独自の機能としては、省電力機能をうたう「DrMOS」を搭載しているほか、マザーボード上に動作FSBを変更するためのジャンパーピンや、ステータスを確認するためのLEDなどを備えている。チップセットクーラーは同社がCircu-Pipe 2と呼ぶ特殊形状のもの。

　主なオンボードデバイスは、8chサウンド、1000Base-T LAN、IEEE 1394、追加チップによるパラレルIDE+Serial ATA×2+eSATAなど。拡張スロットは2本のPCI Express x16スロット(PCI Express 2.0対応)、2本のPCI Express x1スロット、2本のPCIスロットなどを備えている。メモリスロットはDDR2 DIMM×4。

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[撮影協力:テクノハウス東映とTWOTOP秋葉原本店とパソコンショップ アーク]