※(8/23更新)発売を確認。
ATX電源が搭載可能なアビーのキューブタイプMini-ITXケース「acubic R10」が発売された。価格はシルバー、ブラックタイプともに約2万円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。素材はアルミで、電源は非搭載。
●アビー初のMini-ITXケース
acubic R10は同社初のキューブタイプMini-ITXケース。このタイプでは専用の小型電源を採用した製品が多いが、acubic R10は一般的なATX電源が搭載できるのが特徴だ。電源ベイは本体後部の上側に用意されている。
このほか、本体右上の丸みを帯びたデザインや、奥行き約280mmのカードも装着可能という拡張スロット(1基)と、本体右側面に120mmファン(回転数約1,000rpm)を備える点なども特徴。なお、同社はIntelのAtom搭載Mini-ITXマザーボードや、ZOTACのLGA775対応Mini-ITXマザーボードが搭載できることを確認しているという。
ただし、同社によれば、背の高いCPUクーラーはATX電源と接触するため、使用できないとのこと。45nm版Core 2 Duoなどに付属している薄型CPUクーラーは使用できたという。
本体サイズは高さ168×幅219×奥行き340mm。ドライブベイは5インチ、3.5インチシャドウを各1基備えている。主な付属品はアルミ製インシュレータ、ネジ、ATX電源を本体背面からはみ出さして装着できる「PSUブラケットL」。
●Core 2 DuoやPhenom向け?
このところ製品種類が一気に増え、Core 2 DuoやPhenomも利用可能になったMini-ITXマザーボードだが、それらマザーボードを利用できる大容量電源対応のMini-ITXケースはまだ珍しい。今回のアビー製品はその隙間を埋めるものといえ、Mini-ITX環境も次第に整ってきたといえそうだ。
□acubic R10(アビー)
http://www.abee.co.jp/Product/CASE/acubic/R10/
| (アビー acubic R10) |
[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店とT-ZONE. PC DIY SHOPとツクモケース王国]