45nmプロセスで製造された新しいクアッドコアOpteron。デュアルCPU対応の2376/2378/2380(2.3GHz/2.4GHz/2.5GHz)の3製品が発売されている。 入荷したUSER SIDE マルチ・スペースでは、さらに上位の2382(2.6GHz/実売価格約12万)も入荷していたが、取材時までに完売している。 この新型Opteronは開発コードネーム「Shanghai」として知られていた同社初の45nm版CPU。製造プロセスの進化などで、従来比最大35%の消費電力削減(アイドル時)を実現したという。 性能/機能面では、3次キャッシュ容量を2MBから6MBに増加、最大帯域幅17.6GB/sのHyperTransport 3.0にも対応したほか、改良版の「Rapid Virtualization Indexing」命令を組み込んだ仮想化技術「AMD-Virtualization」を搭載。性能も従来比最大35%向上したとしている。 対応メモリはDDR2 800で、ACP(平均CPU消費電力)は75W。2次キャッシュが512KBであることや、Socket Fに対応する点は従来同様。USER SIDE マルチ・スペースによると、Tyan製の「Thunder n3600B(S2927A2NRF-E)」や「Thunder n3600M(S2932G2NR-E)」といった既存のSocket Fマザーボードで動作することも確認できたという。 45nm版Opteronとしては、ACP 55Wの低消費電力版「HE」シリーズや、ACP 105Wの高性能版「SE」シリーズが用意されており、2009年第1四半期に出荷する予定とされている。また、デスクトップPC向けでは「Phenom II」と呼ばれる45nm版CPUが来年第1四半期に発売される予定。 プレスリリース/Opteron 2382(Advanced Micro Devices) http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543_15434~129165,00.html
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