発売されたのは、P43搭載のDDR2/3両用モデル「P43Twins1600」、P45搭載のDDR2/3両用モデル「P45TS」、同じくDDR2専用モデル「P45XE-R」、X48搭載+DDR2/3両用+PCIe x16 2本搭載の上位モデル「X48TurboTwins」。フォームファクタは全てATX で、相違点は拡張スロット構成やオンボードデバイスなど。

　なお、メーカーについては「あくまでもメーカー名不詳扱い」（販売しているフェイス本店）としているが、店頭では「ASRock」と書かれたパッケージに入れられて販売中。また、ASRockでも同型番の製品をラインナップしている。ちなみに、編集部で購入した製品も基板/マニュアルから判断してASRock製品と判断できる。保証については「通常のパッケージ品と同じ保証がある」（同店）とのこと。

　Instant Bootは、サスペンドを応用した疑似的な起動高速化機能。具体的には、OSがユーザーによってシャットダウンされた後に自動的に再起動、起動し終えたところですぐにサスペンド（S3またはS4）に移行する、という仕組み。つまり、実際にはOSを一から起動しているわけではなく、サスペンドから復帰しているだけだが、サスペンドへ移行する操作をユーザーが意識しなくて済むのがメリットと言える。なお、この機能は付属ソフトでON/OFFでき、不要時は OFFにしておくことも可能（動作の模様は12月6日号の記事参照）。

　デモに関してはフェイス本店が店頭実施中で、同店ショップブランドPCにも搭載モデルがラインナップされている。

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【12月6日】Vistaが最短4秒で起動する「Instant Boot」搭載PCが店頭デモ中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20081206/etc_faith.html

　PCI Expressスイッチチップ「PLX」を搭載することでCrossFire時に2本のPCI Expressスロットがx16動作するというもので、x8動作のCrossFire時よりも約7%の性能向上が見込めるという。

　主な搭載デバイスは8chサウンド(別基板)、デュアル1000Base-T LAN、IEEE 1394、eSATA×2など。拡張スロットはPCI Express x16×2、PCI Express x1×3、PCI×2。4本のDDR3 DIMMスロットを備え、オーバークロックによるDDR3 2000動作まで対応している。

　チップセットに取り付けられる冷却クーラーや、動作検証用のまな板が付属するほか、多彩なオーバークロック設定が行える「Quantam BIOS」を搭載しているのも特徴。

　FOXCONNのハイエンドマザーボードシリーズ「Quantam Force」に属しながらも、実売価格約1万3千円と比較的安価。