【 2009年2月21日号 】
市場短報:Windows XP
Windows XPはいつまで普通に買えるのか?
 「2009年1月31日に代理店からの販売/出荷が終了する」とされていたDSP版Windows XPだが、2月中旬現在、アキバ店頭ではごく普通に販売中。

 もっとも店頭では「在庫限り」とうたうPOPも散見され、「いつまで買えるのか?」も気になる状況。そこで弊誌では、アキバ各店のWindows XP在庫見通しを確認してみた。


●数ヶ月は普通に在庫アリ
 「秋まで確保」というショップも

 まず結論からいくと、「少なくとも、数ヵ月は普通に買えるのでは?」という状況だ。

 長いショップで「売れ行き次第だが、おそらくGW明け~秋まで売れる量の在庫がある」と話すほか、「店頭在庫は3月くらいまで」と話す短めのショップでも「二次代理店の在庫があるため、発注すればすぐに入荷してくる」という。

 こうした流通在庫を含めると、「今後2~3ヶ月は現状どおり、その後は代理店の在庫次第になる」というのが多くのショップの見方。駆け込み需要など、急激な売れ行き変化がない限り、少なくとも5月ごろまでは現在同様の「どこでも買える」状態が続く可能性が高そうだ。

 ただし、注意したいのはCD版最後のOSになったSP2版Windows XP。店頭在庫はDVD版のSP3が中心になっており、CD版がほしい場合は急いだ方がいいだろう。

●年内は普通に流通?

 その後の入手性については流動的だが、現時点では、「代理店在庫が豊富なため、年内は普通に流通する可能性もある」という声が聞かれる状況。また、秋葉原では「昔のOS」も長らく店頭販売されるのが通例。「探せば買える」というレベルなら、この先数年は入手できるものと思われる。

 もっとも、人気の高かったOSだけに、相応の駆け込み需要も考えられる。場合によっては予想外に早く流通在庫が売り切れることも考えられるため、必要な場合は早めに購入しておくに越したことはないだろう。

 なお、Windows XPのサポート期間は通常通りの「メインストリームサポート」が今年4月までで、「延長サポート」が2014年4月まで。「延長サポート」はビジネス/開発製品用のサポート期間で、セキュリティ更新プログラムの提供や有償サポートがメインになる。



□Windowsデスクトップ製品ライフサイクル
http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/
□ライセンスの入手可能期間(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/license/default.mspx

□関連記事
【2007年8月22日】マイクロソフト、Windows XP OEMライセンスを2008年1月31日に終了(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0822/ms.htm
【2008年8月30日】Windows XPのSP3が発売に、DSP版
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20080830/etc_ms.html

マイクロソフト Windows XP

[撮影協力:フェイス本店ドスパラ秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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