【 2009年2月28日号 】
歩行者天国再開の意見を募るイベントが実施中
※(2/28更新)3月1日(日)の予定と署名の状況などを更新。
 現在は中断されている秋葉原の中央通りでの歩行者天国について、一般の人々から広く意見を募ろうという趣旨のイベントがロケット5号店跡地(ブロックC2-[b4])で行なわれている。主催は、ゲーマーズ本店(ブロックB2-[f4])1Fに無料案内所を開設している「秋葉原案内所」。

 開催期間は2月26日(木)~28日(土)で、3月1日(日)も規模を縮小して継続。イベント終了後は、サトームセン本店跡地にあるイベントスペース「LIVE PARK in AKIBA」(ブロックC2-[e2])に意見帳を設置し、引き続き意見を集めていくという。

●賛成/反対の両意見を募集

 イベントのタイトルは「今、秋葉原歩行者天国について、できることから始めよう!」。2008年6月に発生した通り魔事件以降、中断されている歩行者天国について、地元の住人、店舗の人々、来訪客などに考えてもらったり、それぞれから意見を募ったりしようというのが目的だ。

 イベント開催のきっかけは、前述の秋葉原案内所において、利用者から歩行者天国について質問されたり、意見されたりする場面が非常に多くなっていたこと。「以前から千代田区や警察署、商店、住民らで歩行者天国についての会合が行なわれていたが、秋葉原を利用している一般の人々の意見も参考にしてもらいたい」という思いがあったという。

 ただ、秋葉原案内所としては、歩行者天国の再開については中立の立場で、賛成、反対のどちらの意見も寄せてほしいとのこと。歩行者天国の再開を望む声は多いが、一方では歩行者天国での過激な路上パフォーマンスや撮影会など、モラルを欠いた行為が問題視されていた。

 会場には賛成、反対それぞれの意見を書いてもらう「意見帳」が設置。両意見の人を対象に、署名活動も行なうという。集まった意見は千代田区と警察署に提出する予定で、一般公開についても「どのような形で公開するかを考えている」とのこと。

 また、会場には募金箱も設置。ここで集めたお金は千代田区議会議員を通じて「街の安全を考えたライブカメラ」の設置費用の一部にも充てられる予定という。また、募金してくれた人にはチチブ電機提供のおでん缶がプレゼントされるとのこと。

 このほか、歩行者天国スタートしたという1973年(昭和48年)6月当時の写真パネルの展示も行なわれている。


□秋葉でガイド
http://akiba-guide.com
□アキバガイドBlog
http://blog2.akiba-guide.com/

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【2008年6月14日号】歩行者天国は当面中止、再開の見通しは不明
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【1月25日】サトームセン本店跡地がイベントスペースとして利用される模様(AKIBA PC Hotline! Junk Blog.)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/blog/archives/2009/01/post_364.html


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