ライト性能が最大200MB/sと高速で、キャッシュとみられるDRAMチップも搭載するSAMSUNG製SSD「PB22-J」の256GBモデル。ライト性能が最大120MB/sの64GBモデルも発売されている。 PB22-JS3はMLCタイプのフラッシュメモリを採用しながら、ライト時の速度が最大200MB/s(スペック値)と非常に高いSSD。リード速度も最大220MB/s(同)で、基板上にはキャッシュとみられるモバイル向けDRAMチップ(K4X1G323PD-8GC6/容量1Gbit(=128MB))も搭載している。 搭載チップはフラッシュメモリ(K9HCGZ8U5M×8個)、コントローラ(S3C29RBB01-YK40)ともにSAMSUNG製。筐体は金属筐体を採用、一部ヘアライン加工されている。 主なスペックは消費電力がアクティブ時1.5W、アイドル/スタンバイ/スリープ時0.15W、本体サイズが幅69.85×高さ9.5×奥行き100.3mm、重量80g。インターフェイスはSerial ATA(3Gbps対応)。 リード速度では、MLCタイプのOCZ製品「Vertex」(リード250MB/s、ライト180MB/s)や、SLCタイプのIntel製品「X25-E Extreme SATA SSD」(リード250MB/s、ライト170MB/s)よりやや劣るが、いずれの製品よりもライト速度が高く、この点が大いに注目される。 速度については、入荷したオリオスペックがベンチマークを計測、結果を公表しているが、公称ライト120MB/sのはずの64GBモデルがなぜか156.2MB/sのシーケンシャルライト値をマーク、逆に公称ライト200MB/sのはずの256GBモデルで182.6MB/sのシーケンシャルライト値が出ている。僚誌PC Watchの「MMDOE56G5MXP-0VB」レビューでは、ライト200MB/s超の結果が出ているため、測定環境などの影響も考えられる。 なお、64GB/256GBとも少量入荷だったため、「64GBは週末までに完売、256GBも完売間近」(オリオスペック)という状況。再入荷に関しては「今回入荷がなかった128GBと64GBは4月、256GBについては問い合わせ中」(同)という。 □関連記事 【3月7日】OCZ OCZSSD2-1VTX60Gほか(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090307/ni_cocz60.html#ocz60
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