【 2009年4月4日号 】
アキバ店員のPCパーツウォッチ( IDE-SSD )

 このコーナーは、最近発売された気になるPCパーツの「その後」をショップ店員に聞くコーナーです。ショップ店員による売れ行き動向やアドバイスなど、購入等の参考としてご活用下さい。なお、今後調査して欲しい製品などがありましたら、ページ末尾のフォームをご利用下さい。記事作成時の参考とさせて頂きます。

□アキバ店員のPCパーツウォッチ バックナンバー
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|IDE-SSD

 高速モデルや1.8インチモデルなどIDEタイプのSSDが各社から発売されている。Serial ATAタイプのSSDと比較すると、全体的にやや割高な製品が多いIDE-SSDだが、古いノートPCのパワーアップアイテムとしては人気が高く、32GBや64GBといった低容量モデルを中心に安定した人気を保っている。中でも先月末に発売されたOCZの日立型1.8インチ対応モデルは、代替え製品がほとんど無いということもあり、多くのショップで好調な売れ行きを見せている。

□関連記事
【2月14日号】IDE-SSDの高速/大容量モデルが発売に
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【3月29日号】日立型1.8"IDE-SSDがOCZからも発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090328/ni_cocz1832.html

T-ZONE. PC DIY SHOP

 OCZの日立型1.8インチPhotoFastのやつよりも安いので結構出てます。ThinkPad X40向けに買っている人が多いですね。X40向けのドライブはHDDの頃から散々聞かれましたから……ほかは、MLCタイプが中心で、ごく希にSAMSUNGやMtronのSLCタイプが出ているという感じ。IDEといえば、ZIFコネクタタイプも結構出ていますよ。売れ行きはSerial ATAが8に対してIDEが2という感じで、IDEに関しては2.5インチよりも1.8インチのほうが出ています。まあ、IDEを買うのは恐らくノートPCのドライブを換装する人がほとんどだと思うので、よほど、そのノートに思い入れがないと買わないと思いますよ。
 

オリオスペック

 バリューゾーンの2.5インチIDE-SSDは一巡した感じ。最近出てきたハイスペック系はぼちぼち、というところですね。最初は売れましたが……。1.8インチは接続タイプ別、ということになりますが、特に出ているのは日立タイプ、特にうちで作ってもらったOCZ製品は飛ぶように売れましたね。やはりThinkPad X40/X41に入れる方が多いようで。半面、東芝タイプやZIFタイプはあまり動きがない感じです。ちなみにSerial ATAでもそうなんですが、SSDって、USB変換アダプタに相性があったり、やり方によっては(ノートPCなどの)HDD移行時にうまく行かないこともあるので、その点は注意してほしいですね。移行に関しては、「HDDコピーソフトでコピーしてもうまくいかないことがある」とか「リカバリーCDでもうまくいかなかった」という例も一部にあって、結局は「DSP版をクリーンインストールする」というのが一番確実みたいです。
 

パソコンハウス東映

 OCZの日立型1.8インチは結構入れたんですが、32GB、64GB共に完売しました。ThinkPadの交換用ドライブとして買っているみたいです。2.5インチのIDEタイプは32GBと64GBが結構出ています。うちはOCZとTranscendしかやっていないんですが、どっちもそれなりに出ています。Serial ATAとの比率は特価品などが無い場合だと、Serial ATAが1に対してIDEが3という感じで、うちだとIDEのほうが出ています。
 

クレバリー1号店

 1.8インチで日立型IDEのものが売れていますよ。2.5インチIDEの方はボチボチといった感じです。HDDはSerial ATAにほぼ移行していますが、SSDだけでみるとIDEタイプが4割くらい売れているので、IDE-SSDに関してはまだまだ需要がありますね。
 

BLESS 秋葉原本店

 一時の「次から次へ売れていく」ほどのペースではないのですが、まだ需要はあるようで、コンスタントに売れています。最近の売れ筋は、日立型の1.8インチですね。このタイプはそもそも、HDDの新品はまず入手できないですし。(最近出てきた高速版IDE-SSDについては)値段が上がってきたこともあり、動きは鈍い感じです。
 

パソコン ショップ アーク

 特にZIF対応の1.8インチSSDが売れていますね。ZIFコネクタは現行品でもよく使われていますしね。あとは大容量のものが売れています。IDE-HDDは大容量のものがあまり無いので、代替品として需要があるようです。
 

フェイス本店

 売れてますね。うちは32GBや64GBの低容量品がよく出ます。元のHDD容量が小さいので、容量というよりは速度を求める方が多いようです。問い合わせで面白かったのは電圧の話で、「3.3V供給のノートPCでも動きますか?」というのがありましたね。これ、普通は5Vなんですが、調べてみたらTranscendが3.3Vでも動く表記になってたので、同じ悩みのある方にはいいんじゃないかと思います。
 

ZOA 秋葉原本店

 2.5インチのTranscend製のモデルが良く売れています。価格も手頃で、かつ相性問題も特に無い点が支持されていますね。売れている容量は32GBと64GBの低容量帯です。最近の2.5インチIDE-HDDは80GB以上しか無いため、古いノートPCのHDD換装用途としてこの容量帯は人気がありますよ。
 

ドスパラ秋葉原本店

 Serial ATAタイプほど勢いはありませんが、人気はそれなりにありますね。買っている人はノートPCのスペックアップをする人達がほとんどでしょうか。Transcendの32GBや64GBモデルと一緒に、ノートPC用のDDRメモリが良く売れていますからね。
 

TSUKUMO eX.

 CFDのSSDはちょこちょこ出ていますが、SSD全体で見るとSerial ATAのほうが多いですね。IDEモデルを買う人は32GBや64GBといった低容量が中心で、大容量モデルはあまりでませんね。まあ、IDEのSSDを導入するようなPCだと、OSは2000かXPで容量はあまり必要ないでしょうし、SSDに何万円もかけるなら新しいPCを買った方がいいですからね。
 

ソフマップ 秋葉原 本館

 たまに売れると言ったところでしょうか。SSD市場はHDD市場と同様に、Serial ATAが主流になっていますからね。でも、購入する際に重要視する点は違っているようで、Serial ATAは速度重視を重視する人が多いのに対して、IDEは発熱の低さや価格を気にしている人が多い印象がありますよ。
 


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