※(4/25更新)OCデモも確認。
※(4/24更新)発売を確認。
Phenomシリーズ最上位となる、Socket AM3対応のクアッドコアCPU「Phenom II X4 955 Black Edition」(クロック3.2GHz、3次キャッシュ6MB、クロック倍率固定解除)のリテールパッケージ品が発売された。実売価格は27,000~28,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●名実ともに最上位
シングル/マルチスレッドとも最高スペック
Phenom II X4 955 Black Editionは、現行のPhenom/IIシリーズで最もクロックが高い最上位品。同じAM3用CPUでは、2月に登場した810が2.6GHz動作だったが、今回のモデルは3GHzをオーバー。3次キャッシュも810(4MB)より多い6MBを搭載している。ただし、TDPも810(95W)より高い125Wになっている。製造プロセスは45nm SOI。なお、今回確認した製品のOPNは「HDZ955FBK4DGI」。
Phenom IIシリーズは、シングルスレッドの性能がトリプルコア(X3 720BE)>クアッドコア(X4 810)になる変則状態が続いていたが、このモデルの発売でクアッドコア(X4 955 BE)>トリプルコア(X3 720 BE)となり、X4 955 Black Editionが名実ともに「Phenom最上位」につくことになる。
なお、AMDではGW初頭の4月29日(水・祝)、ユーザー向けイベント「“AMDグリーン”の真髄」をカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])でやることをアナウンスしていたが、Phenom II X4 955 Black Editionの発表と同時にこのイベントの情報もアップデート。955 BEのデモなどが行われることが明らかにされている。
●店頭デモも開始
オーバークロック+Radeon HD 4890 ×2枚との組み合わせも
店頭デモに関しては、BLESS 秋葉原本店とフェイス本店が実施中。
特にBLESS 秋葉原本店のデモは、Radeon HD 4890×2枚(CrossFire構成)とAntec P183、大型のAntec専用電源CP-850を組み合わせたハイスペック仕様。さらに、取材時はCPUを3.5GHzにオーバークロック、動作検証をしている状態だった。ちなみに「3.6GHzでの安定動作は難しそう」(同店)とのこと。
※その後、BIOSを調整することで3.6GHzオーバーでも動作、「1コアだけなら4GHzも達成した」(BLESS 秋葉原本店)とのこと(4/28)。
□Phenom II X4 955(Advanced Micro Devices)
http://products.amd.com/en-us/DesktopCPUDetail.aspx?id=532
□“AMDグリーン”の真髄(日本AMD)
http://www.amd.co.jp/GreenAMD/
□関連記事
【2009年4月23日】DDR3対応のハイエンド製品「Phenom II X4 955 Black Edition」(PC Watch/多和田新也のニューアイテム診断室)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/tawada/20090423_153014.html
【2009年2月28日】AM3初のクアッドコア、Phenom II X4 810が発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090228/etc_amd.html
【2009年4月11日】AMDがGWにイベント実施、「超最新CPU」やノートPCの情報も
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090411/etc_amd.html
| | AMD Phenom II X4 955 Black Edition |
[撮影協力:ZOA 秋葉原本店とTSUKUMO eX.とクレバリー1号店とフェイス本店とT-ZONE. PC DIY SHOPとドスパラ秋葉原本店]