4つの円筒中で「旋回流」が発生、放熱効率が上昇するという従来にない構造を持つCPUクーラー。メーカーは不二ライトメタル。 「熱力学と流体力学の融合による新機構のCPUクーラー」と同社がうたうこの製品は、全体の高さが約170mmという大型クーラー。4つの円筒を束ねたようなユニークな構造のヒートシンクと、その上部に設置された120mmファンとで主に構成されている。 ヒートシンクの4つの円筒の中心部には、これも円筒状の「ヒートエリア」を設置。周囲の4つの円筒の中で「旋回流」が発生し、それによりヒートエリアからの長時間の「採熱」が可能という。ファンはヒートシンクの下部から上部に向かって空気を吸い上げるように設置されており、システム温度の上昇も抑制できるとしている。 これらのほか、「慣性の法則」「カルマン渦」などを利用しているといった、他のCPUクーラーでは見られないユニークな特徴が、製品資料に記されている。 ヒートシンクサイズは80×80×97mm、ファンサイズは120×120×25mm。重量は715g。ファンの回転数は750~2,000rpm、ノイズレベルは36dB(最大40dB)。グリスは非シリコンタイプの「SF101」が付属する。 これまでにない構造を持つこの製品だが、ソフマップ 秋葉原 本館やフェイス本店では「空気の流れをイメージできる」という模型を使ったデモも実施中だ。
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