【 2009年5月2日号 】
公称1GB/sの超高速PCIe-SSDが店頭デモ開始、PhotoFast製
 公称1,000MB/sをうたう超高速のPCI Express-SSD、PhotoFast「G-Monster-PROMISE PCIe」のデモがドスパラ秋葉原本店で14日(木)まで実施中だ。デモ機は自由に操作できる状態で設置されており、ベンチマークソフトなどで速度の計測も行なえる。

 予約受け付けも行なっており、入荷日については「未確定だが製品を渡せるのは18日(月)以降になる」としている。予価は128GBモデルが159,800円、256GBモデルが198,000円、512GBモデルが298,000円、1TBモデルが448,000円。

 G-Monster-PROMISE PCIeは、PCI Express x8スロットに装着する拡張カードタイプのSSD。既存の3.5インチ/2.5インチタイプなどに比べてデータ転送速度が非常に高く、最新の製品情報では最大データ転送速度はリード/ライト時ともに1,000MB/sとされている。最大容量が1TBと大きいのも特長だ。採用フラッシュメモリはMLCタイプ。

 本体はワークステーション向けの大型ビデオカードのような外観で、全体が黒いカバーで覆われている。そのため内部の構造は見えないが、同社によれば4台のSSDを内蔵し、RAID 0で構成しているという。

 このほか、IntelのXScaleプロセッサ(Intel 81348 800MHz)、ハードウェアRAID 0/6コントローラ(Promise製SuperTrak EX8650)のほか、キャッシュとしてDDR2メモリ256MBとSDRAM 256MB(64MB×4)を搭載しているとのこと。

 本体サイズ(約)は270×120×43.5mm。厚さは2スロット分で、ブラケットも2スロットタイプを採用。ブラケットの反対側の側面には、40mm排気ファンと2基の4ピン電源端子を備えている。電源端子は両方とも接続しないと動作しないという。

 デモ機で使用されているのは容量512GBモデルのサンプル品。そのほかの使用パーツはCore i7 920(D-0ステッピング)、Foxconn製Intel X58 Express/ICH10チップセット搭載マザーボード(FlamingBlade GTI)、DDR3 1333 6GB(2GB×3)など。

 気になるデモ機の動作状況だが、電源投入後のカード認識に35秒ほどかかるものの、OS起動後の動作は従来のSSDでRAID0を構築するよりは高速な印象をうけた。なお、ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」に関しては、テストサイズを50MBに設定した時はカタログスペックに近い数値が計測されたが、そのほかのテストサイズで計測した時はカタログスペックの半分近い数値にまで下がってしまった。ベンチマーク結果が大きく下がった理由は、モバイルモードやショップともに「不明」としている。


[動画] OS起動の様子 / 1分20秒



□G-Monster-PROMISE PCIe SSD(モバイルモード)
http://www.photofast.co.jp/promise.html

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PhotoFast G-Monster-PROMISE PCIe

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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