デュアルGPUのGeForce GTX 295を搭載したビデオカードで初のシングル基板タイプのモデル。メーカーはPalit。 従来のGeForce GTX 295搭載カードは、GPUとメモリを搭載した2枚の基板を用いてデュアルGPUを構成していたが、今回の製品は基板を1枚のみ用いているのが特徴。カード全体が2スロット分の厚さであるのは従来と同じだが、2枚の基板で冷却システムを挟む構造から、シングルGPUのGeForce GTX 285搭載カードなどと同様の、基板の上に冷却システムを被せる構造に変更されている。また、PCI Express電源端子の位置も変更されており、従来のモデルでは縦に並んでいた6ピンと8ピンの端子が、今回のモデルでは横並びになっている。 なお、COMPUTEX 2009ではGALAXY、InnoVision、ZOTACがシングル基板タイプのGeForce GTX 295搭載カードを展示していたが、そこでは消費電力は従来と同じ289Wとされていた。 今回の製品のクロックはコア576MHz、メモリ2,016MHz(従来はコア576MHz、メモリクロック1,998MHz)。メモリの仕様は従来と同じで、GDDR3 1,792MB(896bit)。映像端子はDVI(2基)のみで、TV出力は非搭載。主な付属品はDVI−HDMI変換アダプタ、DVI−VGA変換アダプタ、S/PDIFケーブル。 □関連記事 【1月10日】NVIDIA製GPU最上位、GeForce GTX 295が発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090110/etc_nvidia.html 【6月8日】COMPUTEX 2009レポート(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20090608_280572.html
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