会場ではAMDが来年以降のロードマップを解説したほか、MSIがこたつPCを展示、注目を集めていた。

□赤いRubyと緑のエコロン（日本AMD）
http://www.amd.co.jp/AMD_Christmas09/

　これは市販のコタツをベースにした改造PCで、天板には2面の液晶ディスプレイを搭載、「天板と一体化したPCで暖もとれる」（MSIの石岡氏）という秀逸（？）なアイデア。惜しむらくは「省電力パーツでエコに作ったので、暖かくするには別に暖房が必要」なんだとか。

　この「エコたつ」、同社の石岡氏が昨晩徹夜して完成させた改造PCで、もちろん発売予定ナシ。

　しかし、こたつとして使える内部スペースが残されているほか、液晶もきれいにはめ込まれているなど完成度は高い。見ていると思わず、「液晶をタッチパネルにして、PCの廃熱で暖房……」など、様々な妄想が膨らみそうな展示といえる。

　PC仕様はAthlon X2 605e＋AMD 785GMマザーボード（785GM-E65）＋Radeon HD 5750ビデオカード（R5750-PM2D1G）など。

●コタツを作ってもあったかくない？

　ちなみにMSIがアピールしたかったのは、同社製品が「コタツ作ってもあったかくない」（石岡氏）ほど省電力を重視している点。

　同社の解説セッションでは、「発熱も少なく、オーバークロックにも強い」という同社技術「Dr.MOS」や、「エコたつ」の温度調整にも使える（？）という電圧変更可能なビデオカードOCツール「アフターバーナー」などがアピールされた。

　いわく、「アフターバーナー、こたつ、MSI。家帰って、こたつを見たらMSI、電気屋行ってこたつを見たらMSI。もうこれですよ（笑」（石岡氏）とか。

　なお、このほかの会場展示は発売済み製品がメイン。

　各社のRadeon HD 5xxx系ビデオカードやAthlon+M780Gチップセットを搭載した工人舎製2画面ノートPC「DZ6KH16E」、6画面表示の「Eyefinity」などが展示/デモされていた。

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