容量3TB/2.5TBのWesternDigital製3.5インチSerial ATA-HDD。現時点で販売を確認したのはバルク品のみ。 これらの製品は750GBプラッタを採用することで大容量化を図ったモデル。セクタサイズを4KBに拡張するAdvanced Format Technologyを採用することで、512Byteセクタでは不可能だった「2.19TB以上」の容量を実現している。 ただし、こうしたHDDの全容量を使うにはGPT(GUIDパーティションテーブル)の設定が必要。Windows OSではWindows 7/VistaがGPTをサポートしており、非サポートのWindows XPでは2.19TB以上の領域が使用できないことになる。なお、GPT設定済みのHDDにWindows XPからアクセスすることも不可能。 さらに、起動ドライブとして使用するには、GPT設定済みのHDDからブートするためのUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)と、特定のOSが必要という制約も加わる。具体的には、UEFIをサポートしたマザーボードまたはインターフェイスカードが必要で、対応OSとしては64bit版Windows 7/Vista、Mac OS 10.5/10.6、Linuxがある。 また、同社は当初「Serial ATAのドライバによっては容量を正しく認識できないことがある」として、この問題の解決のためにPCI Express対応のインターフェイスカードをバンドルして発売するとしていたが、今回発売された製品はバルク品で、そのインターフェイスカードは付属していない。 □関連記事 【11月13日】HDDがついに3TB到達、最新OSで利用可能 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101113/etc_wd.html
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