容量3TBの日立製3.5インチSerial ATA-HDD。3TB HDDは先週発売されたWesternDigitalのモデルに続いて2製品目。同社の7,200rpmファミリ「Deskstar 7K3000」に属するモデル。 最大容量2TBの前ファミリ「Deskstar 7K2000」と比べると記録密度が285→411Gbits/平方インチに向上、バッファ容量も32→64MBに、インターフェイスも6Gbps対応に強化されている。また、ショップによると「ディスク枚数は5枚で、プラッタ容量は600GB」という。内部データ転送速度は最大1,656Mbit/s で、7K2000の「1,621Mbit/s」よりわずかに向上している。 先週発売された初の3TB HDD、WD30EZRSは、回転速度非公開(5,400rpmクラス)で、プラッタ容量750GB、バッファ容量64MB、インターフェイス3Gbps Serial ATAというスペック。日立製のモデルとは主に回転数とプラッタ容量が異なる。 なお、Deskstar 7K3000は、セクタ長を4KBに拡張するAdvanced Format Technologyを利用せず、セクタ長512バイトで製品化されているのも特徴。セクタ長が512バイトでも、3TB HDDを使うためにはGUIDパーティションテーブル(GPT)を使う必要があるため、「3TBモデルはWindows XP非対応」なのは同じだが、2TBや1.5TBといった下位モデルでは「特殊な設定をしなくてもWindows XPでパフォーマンスを発揮できる」というメリットがある。 □関連記事 【11月13日】HDDがついに3TB到達、最新OSで利用可能 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101113/etc_wd.html
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