Microsoftの新しい携帯向けOS「Windows Phone 7」を搭載した初のスマートフォン。メーカーはHTCで、販売されているのはSIMフリーの海外版。 Windows Phone 7はマイクロソフトのスマートフォン向けOSで、従来のWindows Mobileとは設計を一新、ユーザーインターフェイスなども大きく変更したもの。Microsoftが展開するWindows LiveやBing、SkyDriveなどのネットサービスと連携しているほか、Webブラウザも、デスクトップ版Internet Explorerのコードを元に開発されたInternet Explorer Mobileを搭載している。 また、Xbox 360のオンラインサービス「Xbox LIVE」に対応しているのも特徴。Windows Phone 7搭載端末でアバターやチャットなどといったXbox LIVEの機能が使えるほか、Windows Phone 7向けのゲームもプレイできる。今後は、国内メーカーのコナミやバンダイナムコなどからもタイトルがリリースされるという。 搭載端末は米国や欧州、アジア太平洋の各地域に向けたモデルが発表済みで、11月上旬には米国で初の製品が発売された。ただし、日本向けの端末やキャリア、発売時期などについては未定。 今回の製品は、Windows Phone 7のほかマルチタッチ対応の3.8インチタッチパネル液晶(480×800ドット)を搭載。本体はiPhoneやAndroidスマートフォンのようなシンプルかつフラットなデザインで、表面の手前には「戻る」「スタート」「検索」の3つボタンが用意されている。 CPUはQualcommの「Snapdragon」(クロック1GHz)。メモリ容量はROM 512MB、RAM 576MB、ストレージ容量は8GB。主な搭載機能は無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDR、5メガピクセルカメラ、HD動画撮影(720p)、USB 2.0(Micro USBポート)、GPS。対応通信方式はHSPA、W-CDMA、GSMなど。 ただし、今回の製品は海外版であるため、三月兎2号店は「国内で使えるかどうかは不明」としている。 □関連記事 【12月4日】Windows Phone 7のスマートフォンが初登場 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101204/etc_ms.html
|