「Sandy Bridge用」として登場したばかりのP67チップセットを搭載しながら、前世代のLGA1156対応CPUが搭載できるユニークなマザーボード。メーカーはASRock。 P67は本来、最新のLGA1155向けとされるチップセットだが、この製品ではLGA1156タイプのCPUソケットと組み合わせることで、前世代のLGA1156用Core i7/i5シリーズやXeon 3000シリーズの搭載を可能にしている。 こうしたマザーボードは他社には一切なく、自ら「変態」とアピールするASRockらしい製品といえる。 ただし、対応CPUは「(GPUのない)LynnfieldコアのCore i7/i5シリーズとXeon 3000シリーズのみ」とされているので要注意。CPUの対応状況を示す「CPU Support List」には、GPUを搭載したClarkdaleコアのCore i5/i3シリーズは記載されておらず、また、LGA1155のCPUも記載されていない。 P67チップセットは、前世代のP55チップセットと違い、チップセットに6Gbps SATAを内蔵するといった特徴がある。この製品も、2基の6Gbps SATAポートやRAID機能を搭載しており、LynnfieldコアのCPUでチップセット内蔵の6Gbps SATAを利用したい場合は、実質唯一の選択肢となる。 また、ASRockでは、この製品のメリットとして「USB 3.0と6Gbps SATAがPCI Express 2.0経由になること」やEFIの搭載などを挙げている。 スロット数はPCI Express x16×1、PCI Express x1×3、PCI×2、DIMM×4(DDR3 2600/2133/1866/1600/1333/1066、最大16GB)。主な搭載機能は1000Base-T LAN、6Gbps SATA(2ポート、RAID 0/1/10/5対応)、eSATA、USB 3.0(Etron製コントローラ)、7.1チャンネルサウンド。 □関連記事 【2010年10月9日】ASRockに聞く「“変態さ”の秘密と今後の展望」〜フロントUSB 3.0や3D VisionなHTPCなど〜 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101009/sp_fline.html 【2010年9月18日】ASRockがイベント実施、変態さをアピール?3D Vision対応の小型PCやフロントUSB 3.0も解説 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100918/etc_asrockev0.html
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