この製品は、黒く長いケーブルが伸びるこの物体はどこか胃カメラのような雰囲気もあるが、実はスマートフォン用のスタンド。

　ケーブルに見える部分はロングタイプのフレキシブルアームで、一方の端にはiPhoneなどが固定できるアタッチメントが付いている。

　同社が提案する使用方法は、体のあちこちに巻き付けるというユニークなもの。ケーブルを「J」の字のようにして首にかけたり、円状にして腰に付けたりすることで、両手が自由になるのがメリット。さらに「寝ながら使う」という応用法もあるという。

　実際に同店のデモ機で試したところ、アームは少し力を入れないと曲がらないほどの適度な硬さ。腰につけた場合はズレが気になったが、首にかけて使うのであれば、意外に使いやすい。

　また、スマートフォンのアタッチメントは、側面のボタンでホールド部の開閉、裏面のボタンで回転（ピボット機能）が可能。ここは脱落の危険性なども気になるが、試した限りではホールド感もしっかりした印象。

　ホールド部の最大幅は約110mmで、PSPも固定できるという。アームの長さは約1m。

　SIMカードはそのまま装着するのではなく、付属ガイドにそって小さく切断、それをSIMカード大の小型アダプタに2枚装着する仕様。ガイドを見ると、カット後のSIMカードはmicroSIMカードよりも小型になる模様。

　ショップでは「実際に利用できるかどうかを含めて無保証、そもそもSIMスロットに装着できるかどうかも保証できない」として販売している。

　なお、SIMカードの所有権は、携帯電話会社や通信会社にある契約が一般的。利用者はあくまでも「貸与されている」というかたちになっており、こうしたカットを含む改造や破損は認められていない。