【 2011年2月19日号 】
Xeon新モデルが3種類発売、6コア/3.46GHzの上位モデルも

 LGA1366版Xeonの新製品が3モデル登場、6コアのX5690(クロック3.46GHz)とE5645(同2.4GHz)、4コアのE5607(同2.26GHz)が発売された。実売価格はX5690が149,800円、E5645が49,800円、E5607が24,980円(詳細は「今週見つけた新製品」[15日更新予定]参照のこと)。販売を確認したのはツクモパソコン本店


●6コア/3.46GHzの上位モデルも発売

 これらはデュアルCPU構成にも対応したXeon 5600シリーズの新モデル。

 まず、上位モデルとして発売されたX5690はX5680(クロック3.33GHz)やCore i7-980X Extreme Edition(同)よりクロックが高い高クロック品。6コアでQPI 6.4GT/sのXeon X5600シリーズでは現時点において最上位モデルとなる。3次キャッシュ12MB、HTサポート(12スレッド対応)といったスペックは従来同様だ。

 E5645はXeon E5600シリーズとしては初となる6コアモデルで(下位のE5640などは4コア)、HTのサポートにより12スレッドまでの実行に対応する。他の主なスペックはQPI 5.86GT/s、3次キャッシュ12MBなど。

 なお、E5645は組み込み向けとして2010年第1四半期に出荷が始まっているが、パッケージ品を店頭で確認したのは今回が初めて。

 E5607はXeon E5600シリーズで現時点において最下位のモデル。上位のE5640などと同様に4コアだが、HTはサポートせず4スレッド対応に留まる。また、Turbo Boostもサポートしない。他の主なスペックはQPI 4.8GT/s、3次キャッシュ8MB。

 今回確認した製品のsSpecは、X5690が「SLBVX」、E5645が「SLBWZ」、E5607が「SLBZ9」。

 なお、対応ソケットはLGA1366だが、対応マザーボードについては「不明」(ショップ)とされている。購入を検討する場合、対応マザーボードについては調査が必要なので要注意。


□Xeonプロセッサー5000系(インテル)
http://www.intel.com/p/ja_JP/products/server/processor/xeon5000


□Xeon Processor E5645(Intel)
http://ark.intel.com/Product.aspx?id=48768

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【2010年3月27日】「6コアのCore i7」が実質入手可能に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100327/etc_intel.html
【2010年3月27日】Intel Xeon X5680(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100327/ni_cx5680.html

Intel Xeon E5645

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。