【 2011年3月19日号 】
HDD+SSDでハイブリッドHDDを作れるSATAカードが発売、
SSDをキャッシュとして利用、約9千円

※(3/18更新)発売を確認。

 SSDとHDDを組み合わせて高コストパフォーマンスのハイブリッドドライブが構築できるというHighPoint製6Gbps SATAカード「RocketHybrid 122x Series」が発売された。

 発売されたのは、SATAコネクタ2基の内蔵ドライブ対応モデル「RocketHybrid 1220」と、eSATAコネクタ2基の外付けドライブ対応モデル「RocketHybrid 1222」の2種類。実売価格はいずれも8,980円前後だ(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

●SSDをキャッシュにする「HyperDuo Virtual Drive」を構築
 コントローラはMarvell製

 RocketHybrid 122x SeriesはMarvell製の6Gbps SATAコントローラ「88SE9130」を搭載したPCI Express x1接続のインターフェイスカード。

 SATAポートまたはeSATAポートを2基備え、SSDとHDDを接続することでハイブリッドタイプのドライブ「HyperDuo Virtual Drive」(以下HVD)を構築、高コストパフォーマンスを実現できるという。

 HVDはPCから1ドライブとして認識され、SSDがキャッシュのように機能、一方でHDDによる大容量も提供できるという。同社によれば、性能はSSD単体の8割程度ながら、コストは同容量のドライブをSSDのみで構築した場合の約3分の1になるとしている。なお、ミラーリングにより冗長性を優先させる「Safe Mode」に設定することもできる。

 カードサイズは101.3×105.7mmでLowProfileスロットにも対応。対応OSはWindows 7/Vista/Server 2008(32bit/64bit版)で、OSの標準ドライバで動作する。


□製品情報
http://www.highpoint-tech.com/USA_new/series_rh122x.htm
http://www.highpoint-tech.com/PDF/RHybrid%20HBA/HighPoint%20Launches%20Ground%20Breaking%20RocketHybrid%20HBA%27s%20-Smart%20Hybrid%20Series%20Product%20Line.pdf

□関連記事
【2011日3月16日】HighPoint、SSDとHDDでハイブリッドドライブを構成するSATAカード(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110316_433081.html
【2010年1月30日】SSDをHDDキャッシュに使う高速化アダプタが発売、約5千円
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100130/etc_sstone.html

HighPoint RocketHybrid 122x Series

[撮影協力:オリオスペック]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。